企業法務のQ&A解説

新着の実務Q&A

破産会社に預けている商品・材料を返してもらうことはできるか

はじめに  「物を預ける」といっても、物の保管それ自体を目的とする寄託契約、預け先に商品を販売してもらうことを目的とする販売委託契約など、様々なものが考えられます。したがって、破産会社に預けた商品・材料について取戻権が成立するかどうかは、預け先との契約内容を個別に検討・分析する必要があります。...

佐藤 俊弁護士
弁護士法人大江橋法律事務所

事業再生・倒産

企業と大学等との共同研究における個人データの取扱いのポイント

個人情報保護法上の規制 個人情報の取得・利用・提供にあたっての本人の同意の原則  個人情報保護法上、個人情報の取得・利用・提供については、以下のように、本人の同意が必要となる場面が設けられています。 個人情報の利用目的の制限 利用目的を超えて個人情報を利用する場合には、本人の同意が必要とな...

秦野 真衣弁護士
弁護士法人イノベンティア 大阪事務所

IT・情報セキュリティ

休職とは? 休業・欠勤との違いや手続、給与・傷病手当金・社会保険料の扱い

休職の概要 休職とは  休職とは、私傷病などの労働者側の個人的事情によって、長期間にわたり就労ができない場合に、その労働者との雇用関係を維持したまま一定期間就労義務を免除するものをいいます。なお、休職事由については私傷病等のほかに、会社命令による出向や公職に就くことを理由とする休職などがあります...

川嶋 英明社労士
社会保険労務士川嶋事務所

人事労務

不正の目的で使用する周知・著名商標に関する登録の可否 -商標の登録が認められる場合、認められない場合(3)

商標登録の要件  商標登録を受けるための要件は、以下のとおりです。 自己の業務に係る商品または役務について使用をする商標であること(商標法3条1項柱書) 自他商品・役務識別力があること(同条) 不登録事由に該当しないこと(同法4条)  このうち、不登録事由には、公益的なものと私益的なも...

溝上 武尊弁護士
弁護士法人イノベンティア

知的財産権・エンタメ

独占禁止法で禁止される「優越的地位の濫用」とは 要件やペナルティを事例でわかりやすく解説

優越的地位の濫用とは  優越的地位の濫用とは、① 取引の一方の当事者が自己の取引上の地位が相手方に優越していること(優越的地位)を利用して、② 正常な商慣習に照らして不当に、不利益を与える行為(濫用行為)を行うことをいい(独占禁止法2条9項5号)、独占禁止法は、これを「不公正な取引方法」の一類型と...

小田 勇一弁護士
弁護士法人大江橋法律事務所

競争法・独占禁止法

株主総会の決議方法は?普通決議、特別決議、特殊決議の違いと決議事項一覧

3種類の株主総会決議 普通決議、特別決議、特殊決議の違い  株主総会は、株式会社の最高の意思決定機関であり、株式会社である以上は少なくとも1年に1回は開催されます(会社法295条1項、296条1項参照)。株主総会では、役員の選解任、定款の変更など多数の事項が決議されますが、決議事項の重要度合いに...

村永 俊暁弁護士
弁護士法人プラム綜合法律事務所

コーポレート・M&A

債権者代位権とは何か 行使するための要件や効果、民法改正による変更点

※本記事の凡例は以下のとおりです。 改正民法:民法の一部を改正する法律(平成29年法律第44号)に基づく改正後の民法 旧民法:民法の一部を改正する法律(平成29年法律第44号)に基づく改正前の民法 債権者代位権とは  債権者代位権とは、「債権者が、自己の債権を保全するため、債務者に属する第...

大江 祥雅弁護士
弁護士法人大江橋法律事務所

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