消費者裁判手続特例法の支配性要件に関する初の最高裁判決 情報商材販売をめぐる令和6年3月12日最判のポイント
消費者裁判手続特例法における重要な要件の1つである支配性の要件(同法3条4項)について、2024年(令和6年)3月12日、最高裁判所として初めての判断がなされました(最高裁(三小)令和6年3月12日判決)。本件は、特定適格消費者団体が原告となり、株式会社ONE MESSAGEが、ウェブサイト等を通...

一般的な民商事紛争に加えて、海外でのトラブルをきっかけとした商事仲裁、クロスボーダー紛争や、労使紛争、知財紛争、税務紛争など企業が直面する問題は実に様々です。BUSINESS LAWYERSでは実務経験豊富な弁護士と弁護士の専門分野を生かした解説を掲載しています。もし紛争が発生する事態になった場合は、掲載されているコンテンツや、専門家を検索し、素早く適切な初動対応を心がけてください。
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商事仮処分は、仮の地位を定める仮処分(民事保全手続)のうち会社法関係の事件をいいます。会社の支配権や株主総会決議の効力等をめぐって争われる事案において、スピーディーな判断を得るための手続です。にもかかわらず、商事仮処分の不服申立手続についての詳しい解説書は乏しく、また、過去の商事仮処分事例の不服申...
公式サイト・参加登録はこちら※ 環境により、音声付き動画が自動再生されます。 デジタルの進歩により、私たちの世界は以前にも増してつながりやすくなり、異なる国のパートナーとのビジネスが今まで以上に便利になりました。 しかし、時にはこのビジネスの容易さが摩擦を引き起こすこともあります。異なる国々の...
令和5年4月21日、仲裁法の一部を改正する法律(令和5年法律第15号)(以下「改正仲裁法」といいます)、調停による国際的な和解合意に関する国際連合条約の実施に関する法律(令和5年法律第16号)(以下「条約実施法」といいます)および裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律の一部を改正する法律(令和...
シンガポール・コンベンション・ウィークが今年も開催され、シンガポールと日本代表を含む100カ国以上から4,000人以上の専門家や有識者が集まり、商業的な国際紛争の解決に関するさまざまな側面について見識を共有しました。 今年のシンガポール・コンベンション・ウィークはシンガポール法務省が21のパートナ...
文書の証拠提出の方法 文書の種類 民事訴訟における文書の証拠調べ(書証)に際して、証拠の申出を行う当事者は、まずは文書の写しを作成し、証拠説明書とともに裁判所および相手方当事者に対して提出する必要があります(民事訴訟規則137条1項)。これは、あくまで事前検討の便宜のために行われるものです。こ...
社内文書の証拠価値 民事訴訟において証拠として利用される文書の中には、契約書のように複数の者が作成に関与するものもありますが、その文書を証拠提出しようとする訴訟の一方当事者のみが関与して作成されるものもあります。たとえば、個人の場合は、日記やスケジュール帳などがこれに当たるでしょう。 企業の場...
音声データの証拠提出 準文書としての証拠調べ 民事訴訟における証拠として最も多く利用されるのは、文書であると思われます。文書とは、堅い言い方をすれば、文字その他の記号によって人の思想や認識を有形物に表示したもの、ということになります。 他方、音声や画像、映像(これらが記録された媒体)は、上記...
民事訴訟における証拠の利用 証拠とは 民事訴訟は、当事者間の紛争につき、裁判所が、事実を認定し、それに法律を適用して、結論を導き出す手続です。ここで、事実の認定に関しては、ある事実が存在することについて当事者間に争いがなければ、裁判所はそれをそのまま、判決の前提となる認定事実とすればよいのです...
訴訟告知 訴訟告知とは 訴訟告知(民事訴訟法53条)は、訴訟当事者が、訴訟の対象となる紛争に関係する第三者に対し、訴訟が係属している事実を法定の方法によって通知することで、被告知者たる第三者に訴訟への参加を促すとともに、被告知者が訴訟に参加しなかった場合にも、訴訟告知を行った当事者(告知者)が...
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05月07日 (金)