BUSINESS LAWYERS COMPLIANCE 導入事例
第8回 妥協なき講師選定で現場が納得する研修を。形式的運用から脱却し、実務に直結させるまで
法務部
シリーズ一覧全7件
- 第1回 年間ロードマップに組み込んだ「全社を巻き込む」研修とは
- 第2回 「受講率が不明」な手作り研修からの脱却。IPO準備を加速させた「全従業員に届く」コンプライアンス体制の作り方
- 第3回 コンテンツ内製の限界。「半月がかりのパワポ作成」から脱却し、担当者の工数削減と従業員の「満足度」を両立させた研修
- 第4回 動画による研修を通じて、全社員のコンプライアンス知識の底上げを実現
- 第6回 マンネリ化した研修から脱却。「分かりやすさ」で従業員の心を掴み、コンプライアンス意識を底上げした方法
- 第7回 「コンプライアンス浸透」の 課題解決の鍵は“リーダー制度”と“ドラマ研修”にあった
- 第8回 妥協なき講師選定で現場が納得する研修を。形式的運用から脱却し、実務に直結させるまで
目次
ENECHANGE株式会社では事業の拡大とともに、コンプライアンス体制の強化と人材育成に注力しています。同社では現在、法務、総務、人事、そして再発防止チームが連携し、組織横断的な研修の一元管理を進めています。
今回は、同社執行役員CFOの篠原雄一郎様と、総務法務部兼経営企画部で研修運営を主導する伊東紀子様、BUSINESS LAWYERS COMPLIANCE の講師派遣サービスを導入した背景と、その成果についてお話を伺いました。
ENECHANGE株式会社
設立: 2015年4月
社員数:183名(2025年3月31日時点)
事業内容:エネルギー流通プラットフォーム事業
篠原 雄一郎 様(執行役員CFO)
担当業務:CFOとして財務経理、法務、総務などのコーポレート部門全体を管掌。
伊東 紀子 様(総務法務部 兼 経営企画部)
担当業務:各部門と連携し、研修の一元管理と運営を主導。
課題:専門性が高い「金商法」ゆえの悩み。自力での講師探しに限界を感じていた
まず、BUSINESS LAWYERS COMPLIANCEの講師派遣サービス導入前の研修状況と課題について教えてください。
伊東様:
当社は年に一度は必ず「金融商品取引法(金商法)」の研修を実施する必要がありますが、この分野は非常に専門性が高く、適切な講師を見つけることが困難でした。 以前、知人の紹介で大学教授の肩書きを持つ先生に講師を依頼した際は、研修の内容がアカデミックな「金融史の講義」のようになってしまい、結果的に我々が求めていた実務レベルとのミスマッチが生じてしまいました。

篠原様:
先生のお話は教養としては素晴らしいものでしたが、実務を行う従業員が金商法のレギュレーションをどう遵守し、何に気をつけるべきかという点においては、十分な学びが得られませんでした。さらに実務に即した研修を実施する必要があると強く考えていました。

- 講師探しの難航: 金商法という専門性の高い分野のため、自力で適切な外部講師を探す方法がわからなかった。
- 内容のミスマッチ: 過去の研修がアカデミックな「歴史講義」になってしまい、実務に結びつかなかった。
検討:決め手は「提案力」と「確認プロセス」。4名の候補と動画確認で不安を払拭
研修を検討するうえで、BUSINESS LAWYERS COMPLIANCEの講師派遣サービスを選んだ理由は何だったのでしょうか?
伊東様:
一番の理由は「どうやって適切な外部講師を探せばいいかわからなかったから」です。過去の失敗もあり、自分たちだけで探すことに限界を感じていました。そんな時、以前参加したBUSINESS LAWYERS主催の懇親会で良い印象を持っていたことを思い出し、「ここなら探してくれるのではないか」と相談しました。
サービス導入の決め手となったポイントはありますか?
伊東様:
こちらの「絶対にミスマッチを起こしたくない」という切実な思いに対し、徹底的に寄り添ってくれた点です。担当してくれた川原さんに相談したところ、すぐに4名もの候補者を提案してくれました。単にプロフィールだけでなく、候補者の雰囲気や過去のセミナーでの評判、BUSINESS LAWYERSの記事などをセットで提示してくれたため、比較検討がしやすかったです。
篠原様:
そこまで情報を開示してくれたので、大手法律事務所出身でありながら事業会社での経験も持つ、我々の状況にベストな先生を選ぶことができました。
伊東様:
また、選定の最終段階では、私のほうで「13問の質問リスト」を作成したのですが、川原さんがそれを候補者に投げかけ、すべての回答を取りまとめてくれました。講師候補者の経歴や知識だけでなく、お人柄や研修に対する姿勢を確認するための細かい質問でしたが、候補者からも非常に丁寧な回答をいただき、そのやり取りを通じて「こちらの思いが伝わっている」という確信を持って導入を決めることができました。一般的なベンダーであれば嫌がられるような要望にも、柔軟に対応し、間に入って調整してくれたことに感謝しています。
実際の質問リスト
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効果:「また同じ先生にお願いしたい」。現場マネージャーも絶賛する納得感のある研修へ
サービス導入後の効果はいかがですか?最大の課題だった「研修の実効性」はどうなりましたか?
篠原様:
以前よりも、研修が実務に即した有意義なものになりました。今回ご紹介いただいた講師は、実務目線を持った研修をしてくださったので、結果として金商法という専門的でとっつきにくい分野でありながら、参加者が熱心に耳を傾ける「腹落ちする」研修になったと評価しています。経営層が重要視しているコンプライアンスの考え方を、直近の事例を交えながら噛み砕いて解説してくれたため、金商法に詳しくない社員でもポイントを押さえて理解することができました。
伊東様:
受講後の参加者の反応やアンケート結果も非常に好評でした。「伝えるべきことが明確でわかりやすかった」という声に加え、現場の法務マネージャーからは「また同じ先生にお願いしたい」という要望が出るほど、満足度の高い研修となりました。
運用担当の伊東様から見て、BUSINESS LAWYERS COMPLIANCEの講師派遣サービスのメリットはどこにありますか?
伊東様:
「精神的な安心感」と「運営の工数削減」です。金商法のような高度な専門知識を要する分野の研修を内製しようとすると、資料作成から法的な裏付けの確認まで膨大な労力がかかります。
信頼できる専門家に任せることで、担当者は運営やフォローに集中することができます。また、単に講師を紹介して終わりではなく、資料が届いたタイミングや研修の前日にも「確認済みですか?」「明日の流れは大丈夫ですか?」とご連絡をいただくなど、当日まで一緒に走ってくれる「伴走体制」があったことも心強かったです。
展望:「社内に味方を作る」。形骸化させない研修の極意
BUSINESS LAWYERS COMPLIANCEの講師派遣サービスをどのような企業や担当者の方に勧めたいですか?
伊東様:
専門性が高い分野で「どうやって外部講師を探せばいいかわからない」と悩んでいる担当者や、過去にミスマッチで苦い経験をした企業にお勧めしたいです。こちらのこだわりや不安を伝えれば、柔軟に対応してベストな講師をマッチングしてくれる安心感があります。担当者へのアドバイスとしては、「社内に味方を作ること」が大切だと感じています。私の場合、篠原がその理解者であり、強力な味方でした。コンプライアンス担当者が孤立せず、経営や現場を巻き込んでいくことが重要だと考えています。
最後に、ビジネスにおけるコンプライアンスの重要性についてお考えをお聞かせください。
篠原様:
我々は現在、事業を再成長させていくフェーズにあります。その中で、コンプライアンスは事業活動の前提であり、足元をすくわれないための基礎です。コンプライアンスが徹底されているからこそ、取引先からの信用が得られ、結果として企業価値の向上につながります。 「上から言われたからやる」のではなく、「なぜそれをやる必要があるのか」「それがどう会社を守り、成長させるのか」という根本的な意味を共有し、意識醸成を図ることが、結果として形骸化しない、意味のある研修につながると考えています。その意識作りができれば、自然と協力してくれる「味方」が増えていくはずです。

シリーズ一覧全7件
- 第1回 年間ロードマップに組み込んだ「全社を巻き込む」研修とは
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- 第3回 コンテンツ内製の限界。「半月がかりのパワポ作成」から脱却し、担当者の工数削減と従業員の「満足度」を両立させた研修
- 第4回 動画による研修を通じて、全社員のコンプライアンス知識の底上げを実現
- 第6回 マンネリ化した研修から脱却。「分かりやすさ」で従業員の心を掴み、コンプライアンス意識を底上げした方法
- 第7回 「コンプライアンス浸透」の 課題解決の鍵は“リーダー制度”と“ドラマ研修”にあった
- 第8回 妥協なき講師選定で現場が納得する研修を。形式的運用から脱却し、実務に直結させるまで

