共同著作になる要件
共同著作物とは 共同著作物の定義 著作権法上、2人以上の者が共同して創作した著作物であり、その各創作者の著作物に対する寄与分を分離して個別的に利用することができないものは、「共同著作物」とされています(著作権法2条1項12号)。 共同著作物となるための要件は(1)共同で創作したこと(2)分離...
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共同著作物とは 共同著作物の定義 著作権法上、2人以上の者が共同して創作した著作物であり、その各創作者の著作物に対する寄与分を分離して個別的に利用することができないものは、「共同著作物」とされています(著作権法2条1項12号)。 共同著作物となるための要件は(1)共同で創作したこと(2)分離...
編集著作物とは 雑誌や新聞、または百科事典のように、多くの記事や項目がまとめられている編集物については、掲載されている個々の記事や項目の著作権の他に、編集物全体の保護の有無についても注意する必要があります。編集物の中でも「素材の選択又は配列によって創作性を有するもの」は、編集著作物と...
コンピューター・プログラムの著作権に関する原則 コンピューター・プログラムは、著作物として著作権法上の保護を受けています。したがって、著作権者に無断で複製や改変することはできないのが原則です(著作権法21条、27条)。 一方で著作権法は、プログラムの著作物の特質に配慮して、プログラムのユーザ...
「レコード製作者」とは 著作権法は、著作物の創作者ではないものの、著作物の伝達に重要な役割を果たすものとして、「実演家」「レコード製作者」「放送事業者」「有線放送事業者」に著作権に準じた権利(著作隣接権)を与えて、その保護を図っています。 参照: 「チャリティコンサートの映像を利用する際...
「実演家」とは 楽曲や脚本といった著作物が多くの人に届くためには、歌手・演奏家・俳優のように、「演じる」ことによって著作物を受け手に伝達する人が重要な役割を果たしています。この「演じる行為」が実演であり、「演じる人」が実演家です。 なお、著作物を伝達するという意味で重要な役割を果たすのは、実演...
コマーシャル映像の著作権 著作権法上「映画の著作物」とは劇場公開される映画だけを意味するわけではありません。「映画の著作物」には「映画の効果に類似する視覚的または視聴覚的効果を生じさせる方法で表示され、かつ、ものに固定されている著作物」が含まれ(著作権法2条3項)、テレビ映画、ビデオソフト等も含...
楽曲について著作権を持つ者は誰か 童謡の中には古くからある作者不詳の民謡がベースになっているものがあります。著作権法上著作者が不明でも著作権保護の対象になりますが、作品公表の翌年から50年が経過した時点で保護期間が満了します。 参照:「著作物の保護期間と保護期間が満了した著作物の利用」 ...
著名ブランドの商品を撮影で使用することについて CMその他の販促素材の撮影においては、主役となる商品だけでなく、イメージを作るために様々な既製品を小道具として使うことがあります。結論としては問題になる可能性は低いのですが、どのような法律が検討対象となりうるか解説したいと思います。 (1)著作権...
写真の著作権 風景や料理といった「著作物ではないもの」を撮影した写真であっても、写真それ自体が著作物として保護の対象となります。 もっとも、著作物とは①思想または感情を、②創作的に、③表現したものであって、④文芸、学術、美術または音楽の範囲に属するもの、と定義されていますので、写真であっても、...
目次 新聞記事の著作物性 著作権法の権利制限規定 私的使用のための複製(著作権法30条1項) 本件で適用される可能性のあるその他の権利制限規定 許諾を得る検討の過程における利用(著作権法30条の3) 引用(著作権法32条1項) 許諾を得る方法 新聞記事の著作物性 客観的な事実や事...