リーガルテックサービス提供開始やコロナ禍における電子契約の利用企業の増加等を受け、法務業務(とりわけ契約審査業務)は、急速かつ着実に変貌を遂げてきたように思われます。 それに伴い、法務部の在り方や機能そのものの見直しが迫られている状況にあり、「法務の機能強化」を目標としている法務部も増加しているようです。本稿では「ナレッジ・マネジメント」の導入・実践によって、具体的にどのようなメリットがもたらされるのか、法務組織改善TIPSにも言及し解説します。
(1)ナレッジ・マネジメント導入・開始の障壁
- 定型的業務の集中
- 予算不足
- ナレマネ導入の負担・導入に消極的なメンバー
(2)ナレッジ・マネジメントとは
- ナレッジ・マネジメントの定義/私見
- ナレッジ・マネジメントが必要とされる背景
- ナレッジ・マネジメント実現による最終目標
(3)ナレッジ・マネジメントの実践(Core8+私見)
レベル0:ナレマネ導入を意識的に協働して始める段階
レベル1:必要な情報を蓄積する段階
レベル2:必要な情報を集約して体系的に整理する段階
レベル3:ナレッジとして活用されている段階
著者
弁護士ドットコム株式会社