BUSINESS LAWYERS LIBRARY

法学教室2025年8月号 No.539

発売日
2025年08月01日
出版社
有斐閣
編著等
有斐閣

法学部には、憲法・民法・刑法といった基本科目(必修科目)のほかに、多くの応用科目(選択科目)が置かれています。みなさまの科目登録の一助になればと、消費者法・倒産法・経済法・知的財産法・国際法・国際私法の6科目について、最近話題になったニュースを素材に、各法分野の特色や学習内容をご紹介いただきました。誰のどのような権利を守り、あるいは調整し、どのような世界を目指す学問であるのか、具体的な手触りを感じていただけるはずです。第2特集では選挙について考えます。民主主義を繋いでゆくための4つの視座を提供していただきました。

目次

表紙

目次

【特集1】ニュースで応用科目ニュー門―講義選択ナビゲーション

Ⅰ 消費者法とはどのような法分野か?――チケットのキャンセル・転売禁止に関する最近のニュースを枕として(武田直大)

Ⅱ 倒産法入門――船井電機の倒産事件を素材に(杉本純子)

Ⅲ ニュースで学ぶ経済法――五輪談合(長谷河亜希子)

Ⅳ 知的財産法の輪郭(長谷川遼)

Ⅴ 国際法――作る,使う,守る(西村弓)

Ⅵ どの国の法律が適用されるのか?――日本製鉄によるUSS社買収を素材に(羽賀由利子)

【特集2】いまこそ「選挙」を考える

1 選挙運動規制の現状と課題(石原佳代子)

2 政治参加の課題(柴田尭史)

3 海外の選挙・市民会議・請願(植松健一)

4 デモクラシーとはなにか(安藤馨)

INTRODUCTION

【巻頭言】刑法で何を学ぶか・何を書くか(橋爪隆)

REGULAR ARTICLES〈記事〉

【法学のアントレ】第101回 AI翻訳と未来の比較法(天田悠)

LECTURE〈講座〉

憲法の基本原理から見る統治 第16回 国会・議院の権能(2)(高田篤)

最新判例に学ぶ行政法解釈 第5回 生活保護基準の改定と裁量統制――東京地判令和4・6・24判時2543・2544合併号5頁(戸部真澄)

法と経済学から見た民法判例 第5回 契約締結上の過失――最判昭和59・9・18判時1137号51頁(百選Ⅱ・3事件),最判平成23・4・22民集65巻3号1405頁(百選Ⅱ・4事件)(西内康人)

ちょっとだけ寄り道,会社法 第5回 決議の欠缺と代表取締役の行為の効力(宮本航平)

民事執行・保全法の考え方 第8回 不動産競売における配当等(青木哲)

刑法総論の秘密、刑法各論の秘訣。 第5回 犯罪構造の把握における2つの型(和田俊憲)

EXERCISE〈演習〉

憲法(大林啓吾)

行政法(齋藤健一郎)

民法(藤澤治奈)

商法(森まどか)

民事訴訟法(村上正子)

刑法(松尾誠紀)

刑事訴訟法(宮木康博)

労働法(天野晋介)

〈判例セレクトMonthly〉

憲法 孔子廟撤去訴訟(最一小判令和7・3・17)(西村裕一)

行政法 国家賠償法2条1項の「瑕疵」と営造物の「本来の用法」(東京高判令和6・1・24)(田中良弘)

民訴法 別件刑事訴訟で秘匿決定がされた被害者特定事項の記載がある民事訴訟記録の閲覧制限(東京高決令和6・5・17)(工藤敏隆)

刑法 他人名義のクレジットカード・キャッシュカードによる現金引出し窃盗と名義人の承諾(長崎地判令和6・9・4)(小池信太郎)

刑訴法 証明予定事実における法的理解と裁判所による求釈明(大阪高判令和6・2・8)(緑大輔)

No.538掲載判例

BOOK INFORMATION〈新刊案内〉

田村善之=奥邨弘司=駒田泰土=上野達弘編『著作権判例百選〔第7版〕』

鈴木悠介(西村あさひ法律事務所・外国法共同事業 弁護士)ジュリスト連載・広報と法務(2025年1月号〔No.1605〕~)

Information

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