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今号より基本七法の特集を開始。今年度と来年度の共通テーマは「法律学の争点」。2か年計画で、各法分野での最重要争点を厳選し、解説していただくこととしました。トップバッターは例年どおり憲法。今年度は人権分野から、最も基本的で重要と考えられる7つの争点を取り上げました。『憲法の争点』は、2008年に「新・法律学の争点」として刊行されたものがあり、図書館などでご覧いただくことができると思います。およそ20年を経たいま、各争点はどのような動きを見せているでしょうか。ぜひ比較しながら学びを深めていただけると幸いです。
2026年度は「新概念に挑む法学入門」から始めます。急速に進むデジタル・IT技術の進化や産業構造の変化等により、立法当初はおよそ想定しえなかった問題があらゆる分野で起こっているいま、それらの問題群に法あるいは法学はどのように向き合っているでしょうか。基本七法分野より、各法分野が挑む「新概念」との相克を描き出していただきました。各法のもつ役割や特徴なども感じられると思います。憲法・民法・会社法・民事訴訟法の新連載が始まりました。演習もご執筆陣が総交替。今年度の8法目は知的財産法の演習を展開していただきます。
2025年度最終号では、戦争と平和の相克を考えます。世界の秩序をコントロールしようと試みる国際法の役割と、各紛争を法的に位置づける視座を読み取っていただけると幸いです。そして何より大事なことは、それを手掛かりに、私たちに何ができるのか、世界はどうあるべきかを考え続けていくことだと思います。願わくは、二度と「戦争」を特集する必要のない世界を。「時の問題」では、世界経済に深刻な影響を及ぼしているトランプ関税について、国際法の視点から解説をしていただきました。ぜひ特集とあわせてお読みください。