BUSINESS LAWYERS LIBRARY

AIは誰の顔と声を借りてよいのか 生成AIによるパブリシティ権侵害の解釈指針と実務対応

発売日
2026年09月30日
出版社
BUSINESS LAWYERS
編著等
渡邉 雅之

本書は、生成AIによって他人の顔や声が再現される場面において、どこまでが許され、どこからが権利侵害となるのかを、法務省の報告書『肖像、声等の無断利用による民事責任の在り方に関する検討会取りまとめ報告書―生成AIによるパブリシティ権侵害等に関する解釈指針―』に沿って整理するものです。

目次

表紙

目次

第1章 ⽣成AIによるパブリシティ権侵害

1-1. 「AIと書けばセーフ」か

(1) 「AI⾳声」と明記すれば免責されるのか

(2) 結論の先取り ── 4つの場⾯

1-2. 本書で伝えたい3点

1-3. これは新法ではなく「線引きの地図」である

第2章 3つのルートで考える──判断の枠組み

2-1. コピーしていなくても権利を侵害するか

(1) ⽣成AIがもたらした「本⼈らしさの再構成」

(2) 1つの事案は3つのルートに関係する

2-2. 3つのルートを守る利益で分ける

2-3. 声は「顔のない肖像」でもある

2-4. パブリシティ権侵害

(1) 本⼈の「肖像等」を使⽤しているか

(2) 「AI歌⼿X」という表⽰が本⼈性を補強する

(3) 最⾼裁が⽰した3つの典型例

(4) 3類型に⼊らなくても「など」が残る

2-5. 肖像等をみだりに利⽤されない権利

2-6. 不正競争防⽌法

第3章 7つの想定事例

3-1. 7つの想定事例⼀覧

3-2. 想定事例1 ── 俳優そっくりのアクション動画

(1) 事案と問い

(2) 結論と理由

3-3. 想定事例2 ── AIカバーとキャラクターの声

(1) 事案と問い

(2) 結論と理由

(3) 実務への⽰唆 ── タイトルが証拠になる

3-4. 想定事例3-1 ── 性的なディープフェイク画像

(1) 事案と問い

(2) 結論と理由

3-5. 想定事例3-2 ── 声で「⾔っていないこと」を⾔わせる

(1) 事案と問い

(2) 結論と理由

3-6. 想定事例4 ── 収益ゼロの「遊び投稿」

(1) 事案と問い

(2) 結論と理由

3-7. 想定事例5 ── 所属事務所は請求できるか

(1) 事案と問い

(2) 結論と理由 ── 事務所の請求権は契約構造で変わる

3-8. 想定事例6 ── 亡くなった俳優をAIで再現

(1) 事案と問い

(2) 結論と理由 ── パブリシティ権の相続は未決着

3-9. 想定事例7 ── 故⼈の性的ディープフェイク

(1) 事案と問い

(2) 結論と理由 ── 遺族⾃⾝の「敬愛追慕の情」が問題

第4章 企業実務への落とし込み

4-1. 責任主体は「作った⼈」だけではない

(1) 提供者・データセット販売者も責任主体になり得る

(2) 提供者責任は「起こりやすさ」と「防げたか」で動く

4-2. 被害者が請求できること

(1) 請求の内容と相⼿⽅

(2) 発⾒後24時間の初動を決めておく

4-3. 公開前に8つの質問を通す

4-4. まとめ ── AI時代の顔と声を守る5原則

著者紹介

奥付

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