- 発売日
- 2026年09月30日
- 出版社
- BUSINESS LAWYERS
- 編著等
- 影島広泰
本書は、法務・コンプライアンス・監査といった実務家の方々に向けて、システム開発契約の基礎と、実務上とりわけ注意していただきたい留意点をまとめたものです。
目次
表紙
目次
第1章 システム開発プロジェクトとは
1-1. 開発の流れ
(1) まず参照すべき⽂献
(2) プロジェクト開始前の3つの⽂書―RFP・提案書・契約書
(3) ウォーターフォールモデルと上流⼯程・下流⼯程
(4) 要件定義と要件―機能要件・⾮機能要件
(5) 要件定義書の記載内容
(6) 「要求」と「要件」
1-2. 他の契約との違い・特殊性
(1) なぜ紛争になるのか
(2) ソフトウェア開発の⾒積りと多段階契約
(3) 仕様はいつ確定するのか
(4) ベンダから⾒た難しさと問題点
(5) ユーザから⾒た難しさと問題点
(6) 根本的原因
(7) 建築請負との異同
1-3. 債務の内容(仕様)を明確にする
(1) 債務の内容はどの証拠から認定されるか
(2) 「仕様書」の重要性
第2章 契約書と交渉のポイント
2-1. 請負契約と準委任契約
(1) 請負と準委任の違い
(2) 契約条項のポイント
(3) 裁判例
(4) 請負/準委任「2分論」は正しいか
2-2. 著作権の帰属
(1) 著作権法で保護されているのは何か
(2) 著作者と著作権
(3) 契約条項
2-3. FOSS(フリー/オープンソース・ソフトウェア)の利⽤
2-4. 検収
(1) 請負契約における「検収」の位置づけ
(2) 実務上のポイント
(3) 契約条項
第3章 トラブル事例
3-1. プロジェクトマネジメント義務と近時の裁判例
(1) 裁判例における伝統的な考え⽅―国保事件
(2) 東京⾼判平成25年9⽉26⽇―銀⾏勘定系システム事件
(3) 札幌⾼判平成29年8⽉31⽇―病院カルテシステム事件
(4) 発注者の義務は「協⼒義務」か―IPAモデル契約
(5) 東京⾼判令和3年4⽉21⽇―証券会社事件
(6) プロジェクトマネジメント義務のまとめ
3-2. ありがちなトラブルと清算の考え⽅
(1) 清算の全体像
(2) ⽀払済みの代⾦・作業の⾏⽅
(3) 将来分の報酬の請求
(4) 追加費⽤の請求
第4章 トラブル発⽣時に法務が対応すべきこと
4-1. 何が証拠になるか・⾒極めのポイント
(1) 何が証拠になるか
(2) 契約内か契約外かを決めるポイント
(3) 請負と準委任の違いを過信しない
(4) プロジェクト管理―PM義務と協⼒義務
4-2. プロジェクト中⽌の⽅法
(1) ユーザ側の注意点
(2) ベンダ側の注意点
(3) プロジェクト管理の経緯の把握
(4) 契約形態とプロジェクトの中⽌
4-3. 全体のまとめ
(1) 契約書のポイント
(2) トラブル対応のポイント
第5章 質疑応答
Q1. 契約1本の建付けで要件定義書を仕様書とし「契約不適合」とする記載の可否
Q2. AI開発において請負はなじまない?
Q3. バグを理由に検収未了の場合、債務不履⾏になるか
Q4. 仕様書は別紙仕様書に限られるか/どこまで仕様として明記すべきか
Q5. 条件付き検収は、ユーザとして避けるべき対応か
著者紹介
奥付