BUSINESS LAWYERS LIBRARY

標準 著作権法〔第5版〕

発売日
2022年12月21日
出版社
有斐閣
編著等
高林 龍

複雑な条文構成のため、全体像を把握して学ぶことが難しい著作権法。その基本をおさえられるよう、わかりやすく一貫した叙述を心がけた。著者ならではの実務的な視点からの解説も特長。第5版は、令和2年・3年改正等に対応、注目される判例も多数収録。(※本書は、旧版〔第4版〕の掲載があります。)

目次

表紙

目次

はじめに――凡例を兼ねて

序章 著作権法概観

第1節 著作権法の目的

第2節 知的財産権としての著作権

第3節 著作権法で規定する権利

1 著作権

2 著作者人格権

3 著作隣接権

第1章 著作権の客体

第1節 保護される著作物

第2節 著作物の定義

1 思想または感情

2 創作

3 表現

4 文芸,学術,美術または音楽の範囲

第3節 表現形式による著作物の分類

1 言語(10条1項1号)

2 音楽(10条1項2号)

3 舞踊または無言劇(10条1項3号)

4 美術(10条1項4号)

論点研究1 タイプフェイスの法的保護

5 建築(10条1項5号)

6 地図,学術的な性質を有する図面,図表,模型その他の図形

7 映画(10条1項7号)

8 写真(10条1項8号)

9 プログラム(10条1項9号)

第4節 二次的著作物(複製と翻案を含む)

1 複製(21条)

2 翻案(27条)

3 全体比較説について

4 二次的著作物

第5節 編集著作物,データベースの著作物

1 総説

2 素材とその選択または配列

3 創作性

4 侵害

5 データベース

論点研究2 キャラクター

第2章 著作権の主体

第1節 著作者

1 著作物を創作する者(2条1項2号)

2 著作者の推定(14条)

第2節 共同著作

第3節 職務著作

1 発意

2 法人等の業務に従事する者

3 職務上作成したもの

4 法人等が自己の著作名義の下に公表するもの

第4節 映画の著作者・著作権者

1 映画の著作者

2 映画の著作権者

第3章 著作権の効力

第1節 支分権

1 総説

2 複製(有形的再製行為)を禁止できる権利

3 無形的再製行為を禁止できる権利

4 原作品やその複製物を提供・提示することを禁止できる権利

論点研究3 中古ゲームソフトの頒布

第2節 侵害とみなす行為

1 頒布目的の侵害物輸入行為(113条1項1号)

2 侵害品頒布行為(113条1項2号)

3 リーチサイト・リーチアプリ対策(113条2項,3項)

4 違法作成プログラムの業務上使用行為(113条5項)

5 技術的利用制限手段の回避行為(113条6項)

6 技術的保護手段・技術的利用制限手段を回避する指令符号の提供等行為(113条7項)

7 権利管理情報の改変行為等(113条8項,9項)

8 音楽レコードの還流防止措置(113条10項)

9 著作者の名誉・声望毀損行為(113条11項)

第4章 権利の制限

第1節 著作権法の保護を受けない著作物

第2節 時間的限界

1 著作権の保護期間

2 著作権の消滅事由

第3節 著作権の制限規定

1 総説

2 フェア・ユース(fair use)の法理

3 著作権制限規定の概要

4 各規定の検討

5 制限規定を補完する制度など

第5章 権利の利用

第1節 著作権等の登録

1 総説

2 実名の登録(75条)

3 第一発行年月日等の登録(76条)

4 創作年月日の登録(76条の2)

5 著作権の移転等の登録(77条)

第2節 権利の譲渡

1 総説

2 一部譲渡

3 一部譲渡の際の特掲事項

第3節 利用許諾と出版権設定

1 総説

2 利用の許諾(63条)

3 出版権設定

第4節 担保権の設定

第5節 権利の信託・管理

第6節 裁定による利用権の設定

第6章 著作者人格権

第1節 総説

第2節 公表権

第3節 氏名表示権

第4節 同一性保持権

第5節 名誉声望を害する方法での利用の禁止

第7章 著作隣接権

第1節 総説

第2節 著作権と著作隣接権の関係

第3節 実演家

第4節 実演家人格権

第5節 レコード製作者

第6節 放送事業者・有線放送事業者

第8章 著作権侵害とその救済手続

第1節 差止請求

第2節 損害賠償請求

1 総説

2 故意・過失の認定

3 損害賠償額算定に関する特別規定

第3節 名誉回復等の措置請求

1 総説

2 故意・過失

3 著作者または実演家であることを確保する適当な措置

4 訂正その他著作者または実演家の名誉や声望を回復するための適当な措置

第4節 侵害主体性

1 総説

2 最三小判昭63・3・15 民集42・3・199(クラブキャッツアイ事件)

3 カラオケ法理の展開

4 最一小判平23・1・20 民集65・1・399(ロクラクⅡ事件上告審)と最三小判平23・1・18 民集65・1・121(まねきTV 事件上告審)

5 検討

第5節 著作物性が否定される場合と不法行為責任の成否

1 総説

2 従来の判例の動向

3 最一小判平23・12・8 民集65・9・3275(北朝鮮映画事件上告審)

第6節 刑事罰

論点研究4 パブリシティ権

第9章 著作権をめぐる条約

1 ベルヌ条約(文学的および美術的著作物の保護に関するベルヌ条約)

2 万国著作権条約

3 実演家等保護条約(ローマ条約)

4 レコード保護条約

5 TRIPs協定

6 WIPO著作権条約(WCT)

7 WIPO実演・レコード条約(WPPT)

8 視聴覚的実演に関する北京条約

第5版あとがき

初版あとがき

事項索引

判例索引

奥付

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