- 発売日
- 2018年12月25日
- 出版社
- 青林書院
- 編著等
- 髙部眞規子
精選した重要論点全50問! 知財高裁、東京地裁・大阪地裁の知財部に所属する裁判官が執筆。最新裁判例を豊富に取り入れ、平成30年改正法等にも言及。「裁判実務」を念頭においた記述をし、実務的な解決策を提示。全体を俯瞰する序章を設け、各論点の位置付けを明確化・大系化「最新」の裁判実務を詳解した、知的財産権訴訟に携わる専門家必携書。
目次
表紙
はしがき
編著者・執筆者紹介
凡例
目次
第5章 審決取消訴訟
27 審決取消訴訟の審理範囲と判決の効力
〔1〕審決取消訴訟の審理範囲
〔2〕審決取消訴訟における取消事由
〔3〕審決取消訴訟の判決の効力
28 審決取消訴訟の当事者
〔1〕原告及び被告適格
〔2〕訴えの利益
〔3〕複数当事者の場合
〔4〕承継
〔5〕参加
29 侵害訴訟と審決取消訴訟の関係
〔1〕はじめに
〔2〕侵害訴訟と審決取消訴訟が同時に係属する場合の審理上の留意点及び判断が異なる場合等における法律関係
〔3〕特許の有効性を判断する前提となる発明の要旨の認定と特許発明の技術的範囲の認定との関係
〔4〕おわりに
第6章 著作権関係
30 著作物性
〔1〕はじめに
〔2〕居住用建築の著作物性
〔3〕印刷用書体(タイプフェイス)の著作物性
〔4〕応用美術の著作物性
〔5〕設計図の著作物性
〔6〕プログラムの著作物性
〔7〕まとめ
31 著作者
〔1〕問題の所在
〔2〕著作者の認定
〔3〕共同著作物の著作者
〔4〕編集著作物の著作者
〔5〕映画の著作物の著作者
〔6〕まとめにかえて
32 職務著作
〔1〕はじめに
〔2〕職務著作の要件
〔3〕法人等の業務に従事する者が職務上作成する著作物であることについて
〔4〕「法人等の発意に基づくこと」について
〔5〕審理上の留意点
〔6〕その他の職務著作の要件について
33 著作権の保護期間
〔1〕著作権の保護期間(総論)
〔2〕映画の著作物の著作権の保護期間
34 著作権侵害の主体
〔1〕問題の所在
〔2〕侵害主体に関する最高裁判例
〔3〕物理的な意味で著作権を侵害しているとはいえない者に対する請求について
〔4〕侵害主体が問題となる事件類型
〔5〕結論
35 著作権の侵害
〔1〕複製・翻案に係る著作権侵害の成否の判断手法
〔2〕公衆送信権侵害の成否について
36 引用の抗弁
〔1〕問題の所在
〔2〕引用の抗弁における判断基準をめぐる裁判例の傾向
〔3〕引用の抗弁の判断基準をめぐる学説の状況
〔4〕引用の抗弁の各要件の検討
〔5〕最後に
37 著作権の制限
〔1〕はじめに
〔2〕権利制限規定の分類
〔3〕各論
〔4〕「フェアユース」の抗弁
38 著作者人格権
〔1〕侵害成否の判断基準について
〔2〕侵害された場合の救済措置について
39 著作隣接権
〔1〕問題の所在
〔2〕総論
〔3〕実演家の権利
〔4〕レコード製作者の権利
〔5〕放送事業者・有線放送事業者の権利
40 著作権侵害による損害
〔1〕問題の所在
〔2〕著作権・著作者人格権侵害による損害賠償請求の審理
〔3〕著作権法114条 項による損害額の算定
〔4〕著作権法114条 項による損害額の算定
〔5〕著作権法114条 項による損害額の算定
〔6〕著作権法114条の による相当な損害額の認定
〔7〕不当利得返還請求
〔8〕著作者人格権侵害による損害賠償請求
〔9〕書類提出命令
第7章 不正競争関係
41 混同惹起行為
〔1〕問題の所在
〔2〕不競法2条1項1号の要件及びその判断基準
〔3〕商品形態による商品等表示性の取得及びその保護の限界
42 著名表示冒用行為
〔1〕著名表示冒用行為の立法趣旨
〔2〕「他人の著名な商品等表示」の要件該当性とその判断基準
〔3〕「同一若しくは類似のもの」に当たるか否かの要件該当性とその判断基準
〔4〕「自己の商品等表示として」の「使用」の要件該当性とその判断基準
43 形態模倣行為
〔1〕はじめに
〔2〕「商品の形態」要件とその判断基準
〔3〕「模倣」要件とその判断基準
〔4〕対象行為に係る要件とその判断基準
〔5〕請求の主体
44 営業秘密侵害行為
〔1〕はじめに
〔2〕営業秘密の意義
〔3〕不正競争防止法 2条1項4号ないし10号の要件
〔4〕営業秘密が問題になる事案の審理についての留意点
45 ドメイン名に係る不正競争行為
〔1〕はじめに
〔2〕図利加害目的
〔3〕特定商品等表示
〔4〕特定商品等表示と同一又は類似
〔5〕おわりに
46 品質誤認行為
〔1〕品質誤認行為
〔2〕誤認惹起表示
47 営業誹謗行為
〔1〕趣旨
〔2〕「競争関係にある他人」
〔3〕「営業上の信用を害する」
〔4〕「虚偽の事実」
〔5〕「告知,流布」
〔6〕知的財産権を侵害する旨の告知について
〔7〕おわりに
第8章 その他の知的財産権訴訟
48 品種登録に係る訴訟
〔1〕品種登録制度と育成者権
〔2〕育成者権侵害訴訟における請求の趣旨
〔3〕育成者権侵害訴訟の審理方法
〔4〕育成者権侵害訴訟における充足論
〔5〕品種登録に取消事由があることを理由とする抗弁
49 パブリシティ権
〔1〕はじめに
〔2〕パブリシティ権侵害の3類型
〔3〕3類型の射程範囲
50 ライセンス契約をめぐる訴訟
〔1〕問題の所在
〔2〕ライセンス契約をめぐり問題となった事項
〔3〕おわりに
判例索引
事項索引
奥付