- 発売日
- 2026年09月20日
- 出版社
- BUSINESS LAWYERS
- 編著等
- 黒川直毅
本書の目的は、大きく三つです。第一に、営業秘密の基礎知識を整理することです。第二に、漏えいと流入のそれぞれがもたらすリスクを、実際の刑事事件・⺠事事件に即して具体的に示します。第三に、インシデント発生時の初動対応と警察連携、そして平時から整備すべき体制までを実務に役立つ形で提示することです。
目次
表紙
目次
第1章 営業秘密の基礎知識
1-1. 近時の営業秘密侵害事件
(1) 産総研事件
(2) 富⼠通Japan事件
(3) NTT⻄⽇本⼦会社事件
(4) エディオン事件
(5) ソフトバンク事件
(6) 兼松事件
(7) はま寿司事件
1-2. 営業秘密侵害事案の増加
(1) 統計データが⽰す増加傾向
(2) なぜ増えているのか ― 三つの背景
(3) 実態調査(IPA)
1-3. そもそも営業秘密とは何か
(1) 営業秘密となり得る情報 ― 営業情報と技術情報
(2) 「企業秘密」と法律上の「営業秘密」
(3) 営業秘密の三要件
1-4. 禁⽌される⾏為と侵害の帰結
(1) 禁⽌される三つの⾏為
(2) 営業秘密を侵害した場合の帰結
1-5. 漏えいと流⼊がもたらすリスク
(1) 漏えいのリスク
(2) 流⼊のリスク
第2章 インシデント対応と平時の体制整備
2-1. 初動対応 ― やるべきこと・やってはいけないこと
(1) 初動対応の本質 ― 証拠に依存する紛争
(2) 疑いが⽣じた時点での社内調査
(3) ログに関する注意点 ― ダウンロードログと保存期間
(4) 刑事と⺠事で異なる成⽴時点
(5) やってはいけないこと
2-2. 警察連携の現実 ― 刑事告訴はいつ、どう動かすか
(1) よくある誤解
(2) 警察を動かすために必要なもの
(3) 警察連携が⺠事訴訟にも活きる ― エディオン事件
2-3. 平時から整備すべき体制 ― 契約・規程・社員教育の勘所
(1) 平時から整備すべき体制
(2) 社員教育の重要性
(3) 漏えいしても法的に守れる状態をつくる
(4) 情報流⼊(コンタミネーション)対策
第3章 質疑応答
3-1. 競業避⽌義務を定めることはできるか
3-2. 秘密管理性の⽴証 ― マル秘表⽰以外の⽅法
3-3. 所轄によって対応が異なる場合の警察連携
3-4. 従業員教育で「⾃分事」と思わせる⼯夫
著者紹介
奥付