- 発売日
- 2019年12月25日
- 出版社
- 有斐閣
- 編著等
- 岡芹 健夫
第一線で活躍中の弁護士が、その実務を支える技を網羅的に披露。クライアントへの法的アドバイス、受任後の初動対応、キーとなる類似裁判例の見つけ方・読み方など、使用者側弁護士として押さえるべきポイントがわかる。労働法実務初心者の必読書。(※本書は、最新版〔第2版〕の掲載があります。)
目次
表紙
CONTENTS
PART1 個別的労働紛争
CHAPTER 01 労働契約性
Ⅰ. 労働契約性についての紛争の所在
Ⅱ. 用役利用者と用役提供者との契約
CHAPTER 02 労働契約の成立
Ⅰ. 労働契約の成立・不成立に関する紛争の所在
Ⅱ. 採用内定の意義と法的性質,効果
Ⅲ. 採用内定の判断基準の考察
Ⅳ. 契約の成否に関するその他の紛争例
CHAPTER 03 成立した労働契約の内容
Ⅰ. 紛争の背景と実益
Ⅱ. 判断基準の考察
CHAPTER 04 採用の自由
Ⅰ. 採用の自由に関する紛争例と問題の所在
Ⅱ. 採用の自由とその限界についての考察
CHAPTER 05 使用者
Ⅰ. 問題の所在
Ⅱ. 黙示の労働契約の成否の問題
Ⅲ. 法人格否認の法理
CHAPTER 06 労働契約の承継
Ⅰ. 問題の所在
Ⅱ. 会社の合併
Ⅲ. 事業譲渡
Ⅳ. 会社分割
CHAPTER 07 試用期間
Ⅰ. 問題の所在
Ⅱ. 試用期間および本採用拒否の法的性質,有効性の判断基準の考察
Ⅲ. 実務の具体的対応
CHAPTER 08 賃金(残業の問題を含む)
Ⅰ. 残業代に関する紛争
Ⅱ. 賃金の金額の減額をめぐる紛争
Ⅲ. 賃金支払の4原則をめぐる紛争
Ⅳ. 賞与,退職金,年俸をめぐる紛争
CHAPTER 09 労働時間
Ⅰ. 1日の労働時間に関する紛争
Ⅱ. 労働日に関する紛争
CHAPTER 10 配転・出向・転籍
Ⅰ. 配転
Ⅱ. 出向・転籍
CHAPTER 11 昇格・降格
Ⅰ. 昇格
Ⅱ. 降格
CHAPTER 12 雇用平等,ワーク・ライフ・バランス
Ⅰ. 男女平等
Ⅱ. 母性保護(産前産後休業等)
Ⅲ. 育児介護休業
CHAPTER 13 ハラスメント
Ⅰ. はじめに
Ⅱ. セクシュアル・ハラスメント
Ⅲ. パワー・ハラスメント
CHAPTER 14 安全配慮義務
Ⅰ. 労働契約と安全配慮義務
Ⅱ. 労働者災害補償保険法による補償
CHAPTER 15 懲戒
Ⅰ. 企業秩序と懲戒
Ⅱ. 服務規律
Ⅲ. 懲戒権
Ⅳ. 懲戒処分の有効要件
Ⅴ. 懲戒事由
Ⅵ. 裁判例
Ⅶ. 実務の具体的対応
CHAPTER 16 休職と自宅待機
Ⅰ. 意義・根拠,その他の概念との異同
Ⅱ. 休職
Ⅲ. 実務の具体的対応
CHAPTER 17 労働条件の変更
Ⅰ. 不利益変更の態様
Ⅱ. 不利益変更の意義・方法
Ⅲ. 裁判例
Ⅳ. 実務の具体的対応
CHAPTER 18 解雇(懲戒解雇を除く)
Ⅰ. 解雇の意義・類型
Ⅱ. 解雇の法規制
Ⅲ. 労契法16条,17条にかかる裁判例
CHAPTER 19 解雇以外の雇用終了
Ⅰ. はじめに
Ⅱ. 辞職
Ⅲ. 合意解約
Ⅳ. 退職勧奨
Ⅴ. 定年制
CHAPTER 20 有期労働契約による雇用
Ⅰ. 有期労働契約に関する規制
Ⅱ. 定年後の再雇用
Ⅲ. 裁判例の概観
Ⅳ. 実務の具体的対応
PART 2 集団的労働紛争
CHAPTER 01 労働組合加入,結成に関する紛争
Ⅰ. 労組法における労働組合の法的地位
Ⅱ. 実務における具体的対応
CHAPTER 02 団体交渉
Ⅰ. 問題の所在
Ⅱ. 団体交渉の主体・対象事項
Ⅲ. 誠実団体交渉義務
Ⅳ. 実務の具体的対応
CHAPTER 03 団体行動
Ⅰ. 労働組合の団体行動の法的保護
Ⅱ. 団体行動の正当性の要件
Ⅲ. 争議行為への使用者の対抗手段
Ⅳ. 実務の具体的対応
CHAPTER 04 労働協約
Ⅰ. 労働協約の意義・要件・効力等
Ⅱ. 裁判例
Ⅲ. 実務の具体的対応
CHAPTER 05 不当労働行為
Ⅰ. はじめに
Ⅱ. 不当労働行為の成立の有無
Ⅲ. 裁判例
Ⅳ. 実務の具体的対応
判例索引
奥付