- 発売日
- 2026年06月20日
- 出版社
- BUSINESS LAWYERS
- 編著等
- 長瀨佑志
NDAは企業間取引の第一歩であり、最初に行う契約であることが多いです。そのような立ち位置にあるため、定型的に処理をすればよいと思われがちです。しかしながら、近時はDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速、生成AIの普及といった面で、NDAの重要性が飛躍的に高まっていると筆者は考えます。本書ではこうした環境の変化を踏まえて、NDAの実務における修正や交渉のポイントを解説します。
目次
表紙
⽬次
第1章 法務の役割とNDAの基本
1-1. 環境・技術の変化
(1) DXの加速・グローバル化とサプライチェーンの複雑化
(2) ⽣成AI(Generative AI)・法改正
1-2. 法務部に求められる役割
1-3. NDAの⽬的と基本構造
1-4. 参考裁判例―信義則上の守秘義務
1-5. NDA締結の効⼒―開⽰者が得るメリット
1-6. NDAの限界
1-7. NDAの主要条項の全体像
1-8. 開⽰⽬的と秘密情報の定義の重要性
第2章 実務上悩ましいポイントとその対処法
2-1. NDAから本契約への移⾏
(1) NDAから本契約へ移⾏する際のポイント
(2) フェーズ移⾏時の対処法①NDAの終了と本契約への統合
(3) フェーズ移⾏時の対処法②NDAの存続と優先関係の明確化
(4) 参考裁判例―存続条項の重要性
2-2. AIツールの実務適⽤における留意点
(1) AI契約レビューツールの現状
(2) AIツール利⽤時の秘密情報リスク
(3) AIツール利⽤の実務的対応策
(4) AI利⽤制限条項
(5) 社内ガバナンスの整備
(6) 複数NDAの並存管理
第3章 NDAの各条項の修正・交渉上のポイ
3-1. 秘密情報の定義
(1) 秘密情報の定義―3つの⽅式
(2) 折衷⽅式の条項例
(3) 参考裁判例―包括的定義の限定解釈
3-2. 秘密情報の特定と管理の実務
3-3. 適⽤除外事由の確認
3-4. 注意義務のレベル設定
3-5. 情報の返還・廃棄条項の留意点
3-6. 契約書の修正交渉のポイント
(1) 説得⼒のある交渉のために
(2) 交渉例① 秘密保持期間の延⻑
(3) 交渉例② 損害賠償に関する条項の追加
(4) 交渉例③ 包括的定義への修正提案
(5) 交渉例④ 競業避⽌義務の期間
3-7. 情報の正確性と免責の限界
3-8. 差⽌請求権の明記と有事対応
3-9. 有効期間・残存条項の設計
3-10. 完全合意条項と適⽤関係
3-11. NDAレビューの5段階プロセス
3-12. NDAチェックリスト
(1) 開⽰者視点
(2) 受領者の視点
3-13. 今後のNDA実務の留意点
3-14. まとめ
第4章 質疑応答
4-1. 契約書⾃体をAIレビューツール等に読み込ませる⾏為についての相⼿⽅の承諾
4-2. 締結済みNDAに対し、AI利⽤制限条項を追加する場合
4-3. 損害賠償の追加について、違約⾦の算定が実務上難しい場合
巻末資料
秘密保持契約書
著者紹介
奥付