- 発売日
- 2025年12月20日
- 出版社
- 日本評論社
- 編著等
- 吉村良一
民法学の泰斗による長年の研究成果の集大成。旧優生保護法訴訟など5つの重大な損害訴訟を対象に、理論と実務の到達点と展望を示す。
目次
表紙
はしがき
目次
序章 理論と実務の協働
補論 公害・環境法における理論(研究者)と実務(弁護士)の協働──建設アスベスト訴訟・福島原発事故賠償訴訟を例に
1 はじめに
2 建設アスベスト訴訟における協働
3 福島原発事故賠償訴訟における協働
4 おわりに
第2章 旧優生保護法訴訟と最高裁大法廷判決
旧優生保護法訴訟と最高裁大法廷判決
1 事件の概要
2 最高裁までの裁判例・学説
3 最高裁大法廷判決
4 検討
5 補論
6 おわりに
【付記】
第3章 アスベスト訴訟
Ⅰ 建設アスベスト訴訟最高裁令和3年判決の検討──建材メーカーの責任を中心に
1 はじめに
2 最高裁までの裁判例の流れ
3 最高裁の判断
4 研究
【追記】
【付記】
Ⅱ 改修・解体工に対する建材メーカーの責任
1 はじめに
2 アスベスト含有建材の特性と建材メーカーの責任
3 改修・解体工に対する建材メーカーの責任
4 神奈川二陣最高裁判決の問題点
【付記】
Ⅲ アスベスト被害救済のあり方──新しい救済制度に向けて
1 はじめに
2 石綿健康被害救済法の性格
3 アスベスト被害における「責任」
4 新しい救済制度の基本的考え方──「責任」を踏まえた救済制度へ
5 新しいあるべき制度の骨格
【付記】
【追記】
補論 「政策形成訴訟」における「理論と実務の協働」──アスベスト訴訟を中心に
1 はじめに
2 政策形成訴訟
3 「理論と実務の協働」
4 アスベスト訴訟とは
5 泉南アスベスト訴訟
6 建設アスベスト訴訟
7 残された課題
8 おわりに──若い世代への期待
第4章 福島原発事故賠償訴訟
Ⅰ 福島原発事故賠償における原子力損害賠償紛争審査会「中間指針」の意義と限界
1 はじめに──福島原発事故被害の特徴
2 原賠審「中間指針」の性格とその特徴
3 「中間指針」「第5次追補」をめぐって
4 「第5次追補」の積み残し課題
5 おわりに──「第5次追補」後の原賠審
Ⅱ 福島原発事故に対する国の責任── 6. 17最高裁判決の問題点
1 原発事故で国の責任が問われるのはなぜか
2 論理破綻した「いわき市民訴訟」仙台高裁判決
3 6.17最高裁判決の問題点
4 おわりに
【付記1】
【付記2】
補論 福島原発事故から12年を振り返って── 2023年「原発と人権全国研究・交流集会」基調報告より
1 はじめに
2 総括の視点・論点
3 今、何が必要か
第5章 水俣病訴訟
Ⅰ ノーモア・ミナマタ第2次訴訟近畿・熊本・新潟判決の比較検討
1 はじめに
2 3判決の比較検討
3 旧優生保護法訴訟最高裁大法廷判決と水俣病における「時の壁」
【付記】
Ⅱ 水俣病訴訟における「時の壁」
1 はじめに
2 水俣病訴訟における消滅時効・除斥機関に関する議論の推移
3 ノーモア・ミナマタ第2次訴訟
第6章 障害児の逸失利益
Ⅰ 障害児の「逸失利益」算定のあり方
1 はじめに
2 人身損害における賠償額算定のあり方
3 交通事故における賠償算定方法の意義と限界
4 障害児死亡における賠償額算定のあり方
Ⅱ 聴覚障害児に平均賃金による賠償認めた「画期的」判決
1 はじめに
2 事件の概要と当事者の主張
3 一審判決の内容とその検討
4 大阪高裁令和7年1月20日判決
【付記】
補論 障害を持つ年少者の逸失利益── 2024年度交通法学会シンポジウムより
1 はじめに
2 裁判例の流れ
3 私見
終章 西淀川公害訴訟における共同不法行為論──公害法理論形成における「理論と実務の協働」(澤井裕教授の事蹟を中心に)
西淀川公害訴訟における共同不法行為論
1 はじめに
2 訴訟の展開と原告の共同不法行為論の形成
3 判決とその受け止め
4 澤井の共同不法行為論と西淀川訴訟
初出一覧
奥付