- 発売日
- 2021年04月16日
- 出版社
- 学陽書房
- 編著等
- 長澤 哲也、小田 勇一
下請法は、中小企業庁が中心となって「下請適正取引等の推進のためのガイドライン」が定められるなど、業種別のコンプライアンスが進められており、各業界の関心が高まっている。本書では、下請法の経験が豊富で信頼ある著者陣が、建設業、広告産業、金属産業などの17の業種について「よくある相談・論点」を解説。企業法務に携わる実務家必携の1冊。
目次
表紙
もくじ
第1編 下請法ルールの全体像
1 下請法とは何か
1-1 競争の基本ルール
1-2 独禁法と下請法の関係
2 下請法が適用される当事者
2-1 資本金による基準
2-2 トンネル会社が介在している場合の適用
2-3 実質的に同一企業内での取引の場合の適用
2-4 外国企業の取扱い
3 下請法が適用される取引
3-1 業務の「委託」
3-2 委託する業務の内容
4 発注段階でのルール
4-1 委託内容の特定
4-2 下請代金の額の設定
4-3 支払期日の設定
4-4 支払方法の特定
4-5 有償支給材に関する条件の設定
4-6 発注書面の交付
4-7 発注の有無の判断方法(「内示」の取扱い)
5 発注してから給付受領までのルール
5-1 不当な給付内容の変更の禁止
5-2 受領拒否の禁止
6 受領した給付に関するルール
6-1 返品の禁止
6-2 不当なやり直しの要請の禁止
7 代金支払に関するルール
7-1 支払遅延の禁止
7-2 代金減額の禁止
8 取引に付随するルール
8-1 不当な経済上の利益の提供要請の禁止
8-2 正当な理由のない購入・利用強制の禁止
8-3 報復措置の禁止
9 取引完了後のルール(書類の作成・保存義務)
10 下請法に違反するとどうなるか
10-1 法的措置
10-2 調査手続
10-3 民事上の請求
第2編 業種別にみる 重要論点Q&A
1 繊維産業
<繊維産業における下請取引の特徴>
2 金属産業
<金属産業における下請取引の特徴>
3 化学産業
<化学産業における下請取引の特徴>
4 紙・紙加工品産業
<紙・紙加工品産業における下請取引の特徴>
5 素形材産業
<素形材産業における下請取引の特徴>
6 自動車産業
<自動車産業における下請取引の特徴>
7 機械産業
<機械産業における下請取引の特徴>
8 情報通信機器産業
<情報通信機器産業における下請取引の特徴>
9 建設業
<建設業における下請取引の特徴>
10 建材・住宅設備産業
<建材・住宅設備産業における下請取引の特徴>
11 食品製造業・小売業
<食品製造業・小売業における下請取引の特徴>
12 トラック運送業
<トラック運送業における下請取引の特徴>
13 印刷産業
<印刷産業における下請取引の特徴>
14 情報サービス・ソフトウェア産業
<情報サービス・ソフトウェア産業における下請取引の特徴>
15 放送コンテンツ産業
<放送コンテンツ産業における下請取引の特徴>
16 アニメーション産業
<アニメーション産業における下請取引の特徴>
17 広告産業
<広告産業における下請取引の特徴>
奥付