BUSINESS LAWYERS LIBRARY

法学教室2025年6月号 No.537

発売日
2025年06月01日
出版社
有斐閣
編著等
有斐閣

特集1は、民法分野について、判例を軸として学説の意義と役割を考えます。学説と判例の相互連関、作用しあうその過程における学説の諸相を感じ取り、学問の意味を一緒に考えていただけると幸いです。特集2は「〈座談会〉民法の定期試験とどう向き合う?」。演習書『民法演習 はじめて解いてみる16問』の著者4名にお集まりいただき定期試験への向き合い方を聞きました。学生時代からの友人同士であるという先生方のご関係性あってこその、愛とツッコミ溢れる楽しく有意義な座談会となりました。他法の試験にも直接/間接的に役立つ情報が満載。

目次

表紙

目次

【特集1】民法の学習における学説と判例

Ⅰ 取得時効と登記(武川幸嗣)

Ⅱ 契約締結過程における信義則上の義務/情報提供義務(新堂明子)

Ⅲ 生命侵害(大澤逸平)

Ⅳ 債権譲渡の対抗要件(白石大)

Ⅴ 「相続させる」旨の遺言から,特定財産承継遺言へ(本山敦)

【特集2】

〔座談会〕民法の定期試験とどう向き合う?――「民法演習 はじめて解いてみる16問」に寄せて(岩川隆嗣,大塚智見,小峯庸平,瀬戸口祐基)

INTRODUCTION

【巻頭言】適切な記録媒体とは何か――ビデオテープの2025年問題に寄せて(斎藤誠)

REGULAR ARTICLES 〈記事〉

【法学のアントレ】第99回 親子丼かカレーか,あなたは選びたいですか?(小川亮)

LECTURE

憲法の基本原理から見る統治 第14回 国会の組織(高田篤)

最新判例に学ぶ行政法解釈 第3回 平等原則――最判令和5・7・11民集77巻5号1171頁(服部麻理子)

法と経済学から見た民法判例 第3回 意思と利益の関係――大判大正4・12・24民録21輯2182頁(百選Ⅱ・35事件),最判昭和45・12・24民集24巻13号2187頁(百選Ⅱ・35事件解説中)(西内康人)

ちょっとだけ寄り道,会社法 第3回 利益供与規制――総会屋対策の商法改正とはなんだったのか(宮本航平)

民事執行・保全法の考え方 第7回 不動産競売による売却の手続(青木哲)

刑法総論の秘密、刑法各論の秘訣。 第3回 拘禁刑と三鷹事件(和田俊憲)

EXERCISE

憲法(大林啓吾)

行政法(齋藤健一郎)

民法(藤澤治奈)

商法(森まどか)

民事訴訟法(村上正子)

刑法(松尾誠紀)

刑事訴訟法(宮木康博)

労働法(天野晋介)

〈判例セレクトMonthly〉

憲法 県議会議員選挙における議員定数の不均衡(最判令和7・1・28)(只野雅人)

行政法 特別地方交付税の額の決定に係る地方団体と国との紛争の「法律上の争訟」該当性(最判令和7・2・27)(大橋真由美)

商法 非公開会社における任期短縮の定款変更により退任した取締役が被る損害の範囲(東京地判令和5・10・18)(石川真衣)

民訴法 配当異議訴訟とともになされた詐害行為取消訴訟の帰趨(広島高岡山支判令和6・5・16)(池田愛)

刑法 義務履行の中断と救護義務違反罪の成否(最判令和7・2・7)(松原芳博)

刑訴法 不正確な法廷通訳と手続の無効(大阪高判令和7・2・14)(岩下雅充)

No.536掲載判例

BOOK INFORMATION

大木正俊=鈴木俊晴=植村新=藤木貴史 著『労働法判例50!』

Information

奥付

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