- 発売日
- 2018年06月20日
- 出版社
- 法律文化社
- 編著等
- 三柴丈典
労働者のメンタルヘルス情報の取扱いをめぐる諸問題について関係法規および法理・学説を整理し、諸問題を理論的に解明。メンタルヘルス情報の取扱い適正化のための法理論構築へ向け、論証を試みる。
目次
表紙
はしがき
目次
1 はじめに
2 メンタルヘルス情報の特殊性
2.1 取扱いにかかる厳格な保護の必要性
2.2 関係者による把握の必要性
2.3 加工された情報とは
3 現行のメンタルヘルス情報の取扱いにかかるルール
3.1 主な規制法
3.1.1 個人情報保護法
3.1.2 労働安全衛生法
3.1.3 刑法
3.2 プライバシー(権)の法理
3.2.1 歴史・背景
3.2.2 名誉毀損との関係
3.2.3 主要な判例
3.2.4 様々な憲法学説
3.3 従来の行政指針等
3.4 事業場自治によるルール形成
4 情報取扱いの各場面に応じたルール
4.1 情報収集に関するルール
4.1.1 法令の定め
4.1.2 従来の行政指針等
4.1.3 判例学説
4.2 保管・利用に関するルール
4.2.1 法令の定め
4.2.2 従来の行政指針等
4.2.3 判例学説
4.3 第三者提供に関するルール
4.3.1 法令の定め
4.3.2 従来の行政指針等
4.3.3 判例学説
5 おわりに
5.1 検討の総括
(1) 個人情報保護法の規制内容と法的性格(3.1.1 関係)
(2) 法定健診等の制度的特徴とその展開(3.1.2関係)
(3) 産業医は業務上獲得したメンタルヘルス情報を本人同意なく事業者に提供できるか(3.1.3.1関係)
(4) 加工情報は(要配慮)個人情報に該当するか(2.3、4.1.1.1関係)
(5) 情報加工の是非とありよう(2.3関係)
(6) プライバシー権の本質と保護の必要条件(3.2関係係)
(7) 個別的な本人同意を得られない場合の場面ごとの情報の取扱い要件(4.1~4.3関係)
5.2 結論
著者紹介/底本奥付
電子版奥付