- 発売日
- 2023年05月15日
- 出版社
- 青林書院
- 編著等
- 渡邊涼介
さらに充実、待望の第2版! データの「利活用」とプライバシー・個人情報の「保護」を調和させる観点から、実務のポイントと具体的取組を詳説! 完全施行された令和2年・3年の改正個人情報保護法の実務を反映! 外部送信規律、Cookie、IoT、AI、カメラ画像、位置情報、ヘルスケアデータ、プライバシーガバナンス等、企業が対応を迫られる最新課題を網羅! 令和4年電気通信事業法改正に対応!
目次
表紙
はしがき
凡例
目次
第1章 概説
[1]データ利活用とプライバシー・個人情報保護の調和
[2]令和2年改正個人情報保護法成立後の動向
第2章 基本となる考え方
第1節 個人情報保護法
[1]個人情報とは何か
[2]個人情報保護法の概要と取扱場面
[3]個人情報の種類
要点解説① 個人情報の保護対象
[4]個人情報保護法の体系
[5]個人情報保護法令和 年・ 年改正のポイント
第2節 プライバシー保護
[1]プライバシー保護の考え方事
[2]情報の取扱いとプライバシー侵害
[3]プライバシー保護方法の採用
[4]プライバシー侵害による損害額
[5]個人情報保護とプライバシー保護の関係
要点解説② プライバシーの歴史
[6]生体情報
[7]子どものデータ
[8]透明性
[9]プライバシーセンター,ダッシュボード,透明性レポート
第3節 事前検討(制度設計)
[1]事前検討(制度設計)の方法,マルチステークホルダー・プロセス
[2]自社の管理するデータの調査(データマッピング)
[3]プライバシー・バイ・デザイン
[4]プライバシー影響評価
[5]利用目的の特定(法17条)
[6]実施前の手法(事前告知,アンケートなど)
第4節 取得
[1]情報の取得段階におけるプライバシー保護手段・データ最小化
[2]利用目的の通知・公表(法21条)
[3]同意取得(法18条・20条・27条・28条・31条)
コラム① 同意取得は絶対か
要点解説③ リクナビDMPフォロー事案
[4]プライバシーポリシー・利用規約の作成・変更
[5]アプリケーションによる情報取得
第5節 利用
[1]情報の利用(法18条・19条)
[2]プロファイリングの規制
[3]仮名加工情報
第6節 管理
[1]安全管理措置(法23条)
[2]外的環境の把握
[3]セキュリティ上求められる対応事
[4]プライバシーガバナンス
[5]プライバシー保護責任者の設置
[6]従業者の監督(法24条)
[7]委託先の監督(法25条)
[8]クラウドサービス,システムの外部保守の利用
[9]個人データの漏えい等発生時における対応(法26条)
[10]プライバシー強化技術
[11]データの消去
第7節 第三者提供
[1]第三者提供の考え方,委託の注意点(法27条)
[2]共同利用
[3]違法な第三者提供に該当しないかの注意点事
[4]確認,記録義務(法30条・29条)事
[5]匿名加工情報(法43条以下)
[6]統計情報
[7]個人関連情報の取扱い
第8節 本人対応
[1]本人対応の全体像(法32条以下),忘れられる権利
[2]公表事項(法32条)
[3]開示請求等に対する対応(法33条以下),データポータビリティ
コラム③ 第三者提供の対象と提供先での利用
第9節 その他
[1]認定個人情報保護団体の役割
[2]プライバシーマーク制度,ISMS,CBPR
[3]個人情報とマイナンバーの違い
[4]行政機関等における個人情報を取り扱う際の注意点
[5]2025(令和7)年個人情報保護法改正に向けて
第3章 データの取扱主体に応じた利活用
第1節 電気通信事業分野
[1]電気通信事業者の該当性
[2]電気通信事業者に対する規律
[3]通信の秘密
コラム② データは誰のものか
[4]特定利用者情報の取扱い,外部送信規律(令和4年改正)
第2節 金融分野
[1]金融関連分野における個人情報保護
第3節 医療分野
[1]医療関係事業者における個人情報保護
第4節 プラットフォーム事業者
[1]大規模プラットフォーム事業者に対する規制
第4章 データの種類に応じた利活用
第1節 Cookie
[1]Cookie の利用
[2]ターゲティング広告に対する規制
第2節 IoT,ビッグデータ
[1]IoT,ビッグデータ,AIの概要
[2]センサーによる情報取得(IoT)事
[3]ビッグデータの相互利用・限定提供データ
第3節 AI
[1]AIとプライバシー・個人情報
[2]人事(採用,評価,マッチング)におけるAIの利用
[3]AIに関する契約とプライバシー・個人情報保護
第4節 カメラ画像情報
[1]カメラ画像情報の特徴
要点解説④ カメラ画像情報と位置情報との比較
[2]カメラ画像の利活用
[3]カメラ画像情報を利用した属性分析
[4]カメラ画像情報を利用したリピート分析
[5]会員カードとの連携,他の事業者との共有事
[6]無人店舗の運営
[7]防犯カメラ
[8]ドローンの利用
第5節 位置情報
[1]位置情報の概要と特徴
要点解説⑤ 位置情報と個人情報該当性
[2]位置情報に関する法的規制
[3]通信の秘密に係る位置情報
[4]GPS位置情報の利用
[5]位置情報提供サービス
[6]Wi-Fi位置情報の利用
第6節 健康に関する情報
[1]医療データの利活用
[2]次世代医療基盤法
[3]ヘルスケアデータの取得と利活用
[4]感染症対策
第7節 各種データ
[1]音声データ
[2]視聴データ
[3]HEMSデータ
第5章 データの取扱態様に応じた利活用
第1節 顧客分析
[1]購買データと他のデータの連携
[2]共通ポイントサービスの提供
[3]クレジットカード情報の利活用
第2節 情報銀行,データ移転
[1]PDS,データ取引市場
[2]情報銀行におけるデータの取扱い
[3]データ移転に関する企業間の契約
[4]グループ内の情報移転
第3節 新技術を利用した情報の取扱い
[1]ブロックチェーンと個人情報保護
コラム④ メタバースにおけるプライバシー・個人情報保護
[2]コネクテッドカーにおけるデータ利用
[3]スマートシティ
第4節 国際的なデータ流通に関する基本的な枠組み
[1]データ流通をめぐる国際的な動向
[2]GDPRとeプライバシー規則
[3]EUから日本へのデータ移転
[4]EU域内に拠点がない日本企業におけるGDPR適用
[5]中国から日本へのデータ移転
[6]日本から外国へのデータ移転
事項索引
参考文献等一覧
著者紹介
奥付