- 発売日
- 2025年02月20日
- 出版社
- 経営書院(産労総合研究所)
- 編著等
- 坂上和芳
医療機関にとって、「人材の確保と定着」は大きな課題となっています。そこで、職員が少しでもストレスなく働きやすい職場環境に変えていくためにどうしていけばよいのか、Q&A形式を用いてくわしく解説。医師・看護師など専門家の集まりである病院は、宿日直、夜勤などが多く、勤務形態は独特です。また医師の働き方改革も実施されており、労働時間管理に求められることが多く、さらに、医療機関ならではのハラスメントも起こりがちです。改訂版では、近年の法改正事項もふまえ、とくにハラスメントについて、具体的な事例を用いて詳しく解説。
目次
表紙
もくじ
第1章 採用・労働契約の実務
1 「健康診断書」を採用選考で提出させても問題はないか
2 メンタル不調の既往歴を採用面接で確認したい
3 「誓約書」は、法的効力は薄くても実務上は必要
4 試用期間は「延長」を見据えて長さを設定しよう
5 試用期間中の解雇と本採用拒否の実務対応
6 正規採用でも「試用期間に限り3カ月契約」はありか
7 労働条件明示のルール変更と明示のタイミング
8 無期転換ルールと定年再雇用の規定化
9 医師と同じように他職種にも副業は認められるべきか
第2章 労働時間管理と夜勤、宿日直の実務
1 労働時間で把握すべき7つのチェックポイント
2 時間外労働の定義を「明文化」して「周知」しよう
3 病院こそ「勤務時間に区切りをつける意識」が必要
4 時間外の「乖離」の理由を把握する事例①
5 時間外の「乖離」の理由を把握する事例②
6 院内研修の時間の曖昧な取り扱いによる弊害
7 医師の「研鑽」と労働時間の区別をルール化する
8 変形労働時間制の基本と就業規則の規定の仕方
9 労働者代表の選任方法は協定の有効性を左右する
10 夜勤負担軽減のための取り組み方法と課題
11 パートの夜勤専従を採用するときのリスク対策
12 夜勤・当直・宿日直の違いを理解していますか?
13 宿日直許可事例①非常勤医師の“稼ぎたい” ための上限回数超え克服
14 宿日直許可事例②救急搬送件数年間8,000件の急性期病院の許可事例
15 医師の勤務負担を軽減する勤務間インターバルとは
第3章 休日・有給休暇、育児休業等の実務
1 休日出勤の事務処理を適切に行っていますか?
2 土曜午後は休日という「半日公休」の是非
3 混同しやすい「休日の振替」と「代休」の運用方法
4 有給休暇の申請期限は何日前まで認められるか
5 パートから常勤への変更による年休の付与日数
6 入職時期で異なる有給休暇の基準日を統一する
7 退職時の有給休暇の“全部消化” への対応策
8 時間単位年休は、残日数・時間の管理方法がカギ
9 看護部でよくある「計画年休」の不適切運用
10 復帰の見込みのない産休・育休中の職員への対応
11 2025改正育児・介護休業法にどう対応するか
第4章 メンタルヘルス対策と休職規程
1 メンタルヘルス不調の“サイン”に気づこう
2 休職制度の意義と休職規程で入れるべき内容
3 私傷病休職における職場復帰・退職までのプロセス
4 休職期間の「延長」と「通算」の規定は必須
5 「復職の判断」と就業規則の規定の仕方
6 休職期間満了で「退職」か「解雇」なのかを明確に
第5章 退職・懲戒・解雇、トラブル場面の実務
1 退職の申し出期限と退職手続きの実務対応
2 突然出勤しなくなった職員への懲戒プロセス
3 能力不足の職員は、解雇ではなく合意退職を目指す
4 解雇予告と解雇予告手当の実務
5 1年前のケガを「あれは労災だ」と突然言われたら
第6章 ハラスメント対応の実務~パワハラ・セクハラ・マタハラ・カスハラ~
1 「パワハラ対策義務化」をあらためて理解、周知する
2 実録・医療機関のハラスメント⑴◇仕事ができない被害者VS性格はきついが評判のよい行為者
3 実録・医療機関のハラスメント⑵◇上司によるセクハラからパワハラに移行して休職に
4 実録・医療機関のハラスメント⑶◇部下から師長への女性同士のセクハラ&パワハラ
5 実録・医療機関のハラスメント⑷◇ベテラン看護師のパワハラを注意→パワハラと逆ギレ
6 実録・医療機関のハラスメント⑸◇能力の劣るスタッフは怒るよりも人事評価で
7 実録・医療機関のハラスメント⑹◇患者・家族からの頂き物がパワハラ問題に?
8 2025法制化されるカスタマーハラスメントへの対応
奥付