- 発売日
- 2025年09月15日
- 出版社
- BUSINESS LAWYERS
- 編著等
- 小野 洋一郎
本書は、契約実務の基礎である業務委託契約について解説します。まず、第1章において、そもそも業務委託契約とは何かを解説します。次に、第2章で、業務委託契約に通常含めるべき条項、その条項の意味、そして自社の立ち位置によってどのような点を考慮すべきかについて説明します。最後に第3章では契約における仕事を依頼する側(委託者)と依頼される側(受託者)それぞれの視点から、両者の利害が共通する点と、両者の利害が相反する点について説明します。
目次
表紙
はじめに
目次
第1章 業務委託契約とは
1-1. 業務委託契約の定義
1-2. 業務委託契約の法的性質と他の類型との相違点
(1) 請負契約と準委任契約の違い
(2) 請負契約と準委任契約の要素が混在する場合
(3) 契約解除
(4) 再委託
第2章 業務委託契約書の主な契約条項
2-1. 契約と⺠法
2-2. 主な契約条項
(1) 契約の⽬的に関する条項
(2) 委託業務の内容
(3) 委託業務の再委託
(4) 業務委託料(報酬)と⽀払条件
(5) 原材料や資材・資料の提供(委託者の協⼒と受託者の義務)
(6) 秘密保持義務
(7) 知的財産権
(8) 所有権の移転と危険の負担
(9) 契約不適合責任
(10) 解除と損害賠償条項
2-3. その他の主要な契約条項
(1) 契約期間の定め
(2) 取引基本契約と個別契約
(3) 受⼊検査に関する条項
(4) 監査に関する条項
(5) 品質保証に関する条項
(6) クレーム・事故対応、製造物責任、求償関係に関する条項
第3章 業務委託契約の留意点
3-1. 業務委託契約の委託者の視点
(1) 委託業務からの確実な受益
(2) ⽀出・負担の縮減
3-2. 業務委託契約の受託者の視点
(1) 報酬等の確実な取得
(2) ⽀出・負担の縮減
3-3. 委託者と受託者双⽅の利害関係
(1) 委託者と受託者双⽅の利害関係
(2) 「共通する利害」の重要ポイント
奥付