- 発売日
- 2025年09月15日
- 出版社
- BUSINESS LAWYERS
- 編著等
- 堀池 雅之
英文契約書実務の基礎として、本書は秘密保持契約(NDA)について解説します。海外の企業と取引を行う際、最初に締結を求められることが多いのが、情報交換の意味合いも含む秘密保持契約です。本契約は、開示された情報の管理や活用について定めるものです。本書では、英文契約書の実務の基礎をおさえるために、まず日本語の契約条項を確認し、その後に解説を加え、最後に英文の契約条項を確認するという構成で進めます。また、英文契約においては、準拠法が日本法ではなく海外の法律となる可能性もあるため、その点についても言及します。
目次
表紙
はじめに
目次
第1章 秘密保持契約(NDA)の基礎
1-1. 秘密保持契約と企業活動
第2章 秘密保持契約(NDA)の重要条項
2-1. 契約の⽬的
(1) 契約の⽬的が明確かつ過不⾜なく記載されているか
(2) ⽬的が広ければ広いほど有利であるのか
(3) 契約条項の⽬的の記載例
(4) 英⽂の条項例
2-2. 秘密情報の定義
(1) 秘密情報の定義の条項例と定義の範囲
(2) 秘密情報の定義の範囲
(3) 「秘密である旨の明⽰」による限定が求められた場合
(4) 英⽂の条項例
2-3. 開⽰禁⽌の例外
(1) 開⽰禁⽌の例外の条項例と留意事項
(2) 英⽂の条項例
2-4. 損害賠償条項
(1) 損害賠償条項とその⽬的
(2) 損害賠償の予定⼜は違約⾦
(3) 損害賠償の範囲
(4) 差⽌条項
2-5. 秘密情報の返還・廃棄
(1) 秘密情報の返還と廃棄の条項例
(2) 受領者の視点からの無条件の返還・破棄
(3) 英⽂の条項例
2-6. 仲裁条項
2-7. 引抜禁⽌条項
終わりに―秘密保持契約の限界と活⽤
著者紹介
奥付