- 発売日
- 2021年04月01日
- 出版社
- ぎょうせい
- 編著等
- 西村あさひ法律事務所中国プラクティスグループ
2020年に中国初の民法典が整備され体系化されました。総則、物権、契約、婚姻家庭、相続、権利侵害責任などが規定されているほか、人格権について規定され、肖像権、名誉権及び栄誉権、プライバシーと情報保護などについても規定されています。本書は、すでに中国系企業と取引のある企業、これから中国に進出することを考えている企業の法務担当者や弁護士に向けて、特にビジネスにかかわる点を中心に解説しています。西村あさひ法律事務所の東京、北京、上海で業務を行う弁護士が最前線の取引の現状を踏まえて改正法による影響を具体的に解説。
目次
表紙
目次
第1編 総論
第1章 民法典成立の経緯
Ⅰ 従前の状況
Ⅱ 民法典起草の過程
第2章 民法典の概要
Ⅰ 制定の趣旨・起草方針
Ⅱ 民法典の概要
第3章 日系企業の留意点
Ⅰ 日本の民法と類似する特徴
Ⅱ 日本の民法との相違点
第2編 中国民法典の概説とビジネス上の留意点
第1章 不動産制度の概要と民法典上の不動産物権
Ⅰ はじめに
Ⅱ 中国の不動産制度の概要
Ⅲ 不動産の取引原則、留意点
Ⅳ 払下土地使用権の取引上の留意点
Ⅴ 不動産の登記制度
第2章 動産取引の留意点
Ⅰ はじめに
Ⅱ 物権変動の効力発生要件
Ⅲ 引渡しの方法・形式
Ⅳ 船舶、飛行機、自動車等の物権変動
Ⅴ 善意取得
第3章 各種の担保物権
Ⅰ はじめに
Ⅱ 抵当権
Ⅲ 質権
Ⅳ 留置権
第4章 契約
第1節 契約の概論
第2節 契約責任
第3節 売買契約
第4節 金銭貸借契約
第5節 保証契約
第6節 賃貸借契約
第7節 ファイナンスリース契約
第8節 ファクタリング契約
第9節 請負契約・建設工事契約
第10節 技術契約(技術開発契約、譲渡契約、ライセンス契約等)
第5章 人格権
Ⅰ はじめに
Ⅱ 人格権に関する一般規定
Ⅲ 肖像権
Ⅳ 名誉権および栄誉権
Ⅴ プライバシー権および個人情報保護
第6章 権利侵害責任
Ⅰ はじめに
Ⅱ 一般規定
Ⅲ 責任内容
Ⅳ 特殊権利侵害責任主体
Ⅴ 類型的権利侵害行為
第7章 その他の事項
Ⅰ 法人
Ⅱ 代理
Ⅲ 訴訟時効
資料編 中華人民共和国民法典和訳(婚姻・家庭編、相続編を除く)
事項索引
編者・執筆者
奥付