- 発売日
- 2021年03月31日
- 出版社
- 日本評論社
- 編著等
- 白取祐司
1999年刊行の初版以来、学習者や実務家に高評価を受け続けている定番の基本書の最新版。9版以降の法制度、最新判例も新たに解説。
目次
表紙
第10版はしがき
初版はしがき
目次
凡例
序章
【1】刑事訴訟法とは何か
⑴ 意義
⑵ 刑事訴訟法の法源
⑶ 何のための刑事訴訟法か
【2】刑事訴訟法を学ぶために
⑴実体法との違い
⑵ 民事訴訟法との違い
⑶ 法律の構成
⑷ 理論と実務・判例
第1章 総説
A 刑事裁判の歴史
【1】西欧における発展
【2】日本における発展
B 手続の関与者
【1】被告人・弁護人
【2】検察官
【3】警察官
【4】裁判所
【5】被害者
C 基本原則と手続の基本構造
【1】当事者主義
【2】適正手続の保障
【3】迅速な裁判の保障
第2章 捜査
A 捜査総説
【1】捜査の意義
【2】捜査の諸原則
【3】任意捜査と強制捜査
【4】捜査の端緒
B 任意捜査
【1】総説――任意と強制の限界
【2】任意同行・任意の取調べ
【3】任意捜査の限界
C 証拠の収集
【1】捜索・差押え
【2】検証・鑑定
【3】令状によらない捜索・差押え・検証
【4】「盗聴(通信傍受)」「強制採尿」
【5】協議・合意制度、刑事免責による供述の採取
D 身体拘束と取調べ
【1】逮捕
【2】勾留
【3】逮捕・勾留をどう規制するか
【4】取調べ
E 防御
【1】防御方法としての黙秘権
【2】弁護人依頼権と接見交通権
【3】証拠保全請求権
【4】身体拘束に対する防御
【5】違法捜査に対する救済
第3章 公訴・公判
A 公訴の提起
【1】基本原則
【2】公訴に対する抑制
【3】訴訟条件
【4】手続からの離脱(ディバージョン)
B 公訴の形式と公判準備
【1】起訴状
【2】起訴状一本主義
【3】公訴提起の効果
【4】公判準備
【5】証拠開示
C 訴因変更
【1】概説
【2】訴因変更の要否
【3】訴因変更の可否と許否
D 公判手続
【1】公判の諸原則
【2】公判期日の手続
【3】公判の進行と訴訟指揮権
第4章 証拠
A 証拠法の基本原則
【1】証拠と事実認定
【2】証拠裁判主義――厳格な証明の原則
【3】自由心証主義――適正な事実認定の原則
【4】挙証責任――「疑わしきは被告人の利益に」原則
B 証拠と証拠調べ
【1】証拠の意義・種類
【2】証拠調べ手続
【3】証拠調べの実施
C 非供述証拠
【1】関連性
【2】科学的証拠
【3】違法収集証拠の排除
D 供述証拠(1)自白
【1】自白総説
【2】自白の任意性――自白法則
【3】自白の信用性――評価基準
【4】自白の補強証拠
【5】共犯者の自白と補強証拠
E 供述証拠(2)伝聞証拠
【1】伝聞証拠とは何か
【2】伝聞と非伝聞
【3】伝聞の例外
第5章 裁判と救済手続
A 公判の裁判
【1】裁判総説
【2】裁判の構成・内容
【3】裁判の効力
【4】裁判の執行
B 上訴
【1】上訴総説
【2】控訴
【3】上告
【4】抗告
C 非常救済手続
【1】再審
【2】非常上告
事項索引
判例索引
奥付