BUSINESS LAWYERS LIBRARY

侮ってはならない中国

発売日
2020年10月05日
出版社
信山社
編著等
坂元茂樹

南シナ海、東シナ海、尖閣諸島等、海洋強国をめざす中国の海洋進出に対して、日本としていかに対処すべきか。中国の強引な海洋進出と戦略的行動といった力による現状変更から、日本の領土と海を守るために、いま日本の海で何が起きているのかを、国際法学の第一人者が、国際法の観点から分かりやすく論じる。

目次

表紙

はしがき

目次

はじめに

第一部 南シナ海

第一章 中国の海洋進出と「法の支配」

1 海洋における「法の支配」を求めて

2 居直る中国

第二章 南シナ海における中国の海洋進出

1 海洋強国をめざす中国

2 南シナ海とはどのような海か

3 南シナ海紛争の特殊性

第三章 南シナ海における九段線の主張

1 九段線とは何か

2 九段線に関する中国の戦略

3 中国の国際法学者の主張とそれに対する反論

4 周辺国の反発

第四章 南シナ海仲裁裁判の開始

1 訴えられた中国

2 仲裁裁判の管轄権をめぐる争い

第五章 管轄権に関する南シナ海仲裁判決

1 管轄権判決(二〇一五年一〇月二九日)

第六章 本案に関する南シナ海仲裁判決

1 本案判決(二〇一六年七月一二日)

2 判決を無視する中国

第七章 深まる米国との対立─南シナ海における航行の自由作戦の展開

1 米国による航行の自由作戦

2 軍艦の無害通航権を否定する中国

第二部 東シナ海

第一章 いま日本の海で何が起こっているのか

1 日本による尖閣諸島の領有

2 脅かされる尖閣諸島

第二章 尖閣諸島周辺海域における中国公船の動き

1 東シナ海で増す中国の圧力

2 中国は何を狙っているのか

第三章 日本のあるべき対応

1 日本はどう対処すべきか

2 中国公船と無害通航権

3 日本が中国公船に対してとりうる措置

4 武器の使用に関する国際基準

第四章 強まる中国の軍事的圧力

1 東シナ海における中国軍の動き

2 国際海峡制度と日本の対応

3 中国海軍によるトカラ海峡の通過問題

第五章 海洋の科学的調査と日本

1 海洋の科学的調査とは何か

2 科学的調査に関する日本の立場

第六章 尖閣諸島周辺海域の中国海洋調査船への対応

1 中国による海洋調査に関する特異事例

2 中国海洋調査船の取締りにおける困難性

3 東シナ海の海洋境界画定をめぐる日中の対立

第七章 沖ノ鳥島周辺海域の中国海洋調査船への対応

1 大洋号事件(二〇二〇年七月)

2 沖ノ鳥島の法的地位に挑戦する中国

第八章 米国の新たな動き─南シナ海および東シナ海制裁法案

1 日米安全保障条約の適用対象たる尖閣諸島

2 南シナ海および東シナ海制裁法案

第九章 侮ってはならない中国 侮らせてはならない日本

1 侮ってはならない中国

2 侮らせてはならない日本

おわりに

あとがき

奥付

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