BUSINESS LAWYERS LIBRARY

医療法人の設立認可申請ハンドブック

発売日
2017年09月11日
出版社
日本法令
編著等
西岡秀樹、岸部宏一、藤沼隆志、佐藤千咲、医業経営研鑽会

医療法人の設立認可申請におけるポイントを詳しく解説。医療法の正しい知識・解釈と、各自治体で異なること(ローカルルール)が多い手続きの実務や注意点がよくわかる。申請に必要な書類の実例(設立趣意書・議事録・事業計画書など)を数多く掲載し、申請にまつわるテクニックを「役立つ実務ネタ」として随所に掲載。法人化を検討している医師や歯科医師、医療法人の設立にかかわる実務家にぜひ手に取っていただきたい1冊!

目次

表紙

はしがき

もくじ

第1章 医療法人設立を検討するときに知っておくべきこと

1-1 医療法人についての基礎知識

〔1〕社団法人と財団法人

〔2〕持分なし社団医療法人と基金拠出型医療法人

〔3〕いわゆる広域医療法人・一人医師医療法人

〔4〕医療法人の機関(組織形態)

〔5〕定期的に行う必要がある届出、登記

1-2 医療法人化のメリット・デメリット

〔1〕メリット・デメリット

〔2〕医療法人化した場合のシミュレーション

1-3 MS法人の活用という選択肢

〔1〕MS法人の活用

〔2〕関係事業者との取引の状況に関する報告書

〔3〕MS法人を活用した場合のシミュレーション

〔4〕MS法人との主な取引例

1-4 医療法人設立認可申請にかかわる諸法令

〔1〕認可主義とは

〔2〕医療法

〔3〕行政手続法

〔4〕行政書士法

1-5 医療法人設立認可申請前に準備すべきもの

〔1〕 現況の個人診療所に関して、保健所等に届け出なければならないことを終わらせておく

〔2〕設立認可申請書類一覧

〔3〕賃貸借契約書は要注意

〔4〕申請途中での変更依頼が多いもの

〔5〕申請様式の入手

1-6 医療法人設立のタイムスケジュールの確認はとても重要

〔1〕全体のタイムスケジュール

〔2〕各都道府県で違うスケジュール

第2章 医療法人の社員・役員

2-1 社員と役員の違い

〔1〕社員とは

〔2〕社員の数

〔3〕社員の入退社

〔4〕役員及び役員の数

〔5〕理事

〔6〕理事長

〔7〕常務理事

〔8〕監事

2-2 社員と役員の資格要件・MS法人との関係

〔1〕社員の資格要件

〔2〕役員の資格要件

〔3〕MS法人との関係

2-3 基金と社員の関係

〔1〕基金とは

〔2〕基金以外の財産拠出

〔3〕基金と社員の関係

〔4〕基金として適切な財産

〔5〕基本財産と通常財産

2-4 履歴書作成のポイント

〔1〕自治体によって異なる履歴書の様式、添付書類

〔2〕履歴書作成のポイント

2-5 理事・監事の権限・義務・責任

〔1〕医療法人の役員の責任

〔2〕理事長の権限・義務・責任

〔3〕理事の権限・義務・責任

〔4〕監事の権限・義務・責任

〔5〕役員人選に関する実務上の問題点

第3章 定款・議事録・趣意書等作成のポイント

3-1 定款について必ずチェックすべきポイント

〔1〕定款とは

〔2〕定款に記載する内容

〔3〕定款作成上の個別チェックポイント

3-2 議事録・趣意書等の作成のポイ ント

〔1〕設立総会とは

〔2〕設立総会議事録・趣意書

〔3〕 設立総会議事録・趣意書の作成上の個別チェックポイント

3-3 事例別作成例

① 法人設立時から複数クリニックを同時に開設する際の議事録例

② 通常の個人開設クリニックが医療法人化する際の趣意書例

③ クリニック開設後2 年未満の歯科医院を法人化、クリニック建物を転貸借していたケースの趣意書例

④ 父親が長年開設していた歯科医院を息子が承継し、承継した2年後に医療法人化したケースの趣意書例

⑤ M&Aでクリニック開設後1年以内に医療法人化した歯科医院で、設立趣意書が不要な自治体なので設立総会議事録に簡単な経緯と法人名由来を記載したケースにおける議事録の設立の趣旨の例

⑥ 開設実績ゼロで在宅療養支援診療所、訪問看護、訪問介護を設立時より開設した医療法人のケースの趣意書例

第4章 事業計画書作成のポイント

4-1 事業計画書・予算書の基本的な考え方

〔1〕事業計画書・予算書作成のポイント

〔2〕事業計画書・予算書等の提出が不要になるケース

〔3〕予算書の数字について

〔4〕特殊なケースの事業計画書・予算書例

4-2 収入・支出予算明細書の作り方

〔1〕収入予算明細書作成のポイント

〔2〕支出予算明細書作成のポイント

〔3〕確定申告書を添付する場合

4-3 具体的なチェックポイント

第5章 基金・財産・負債のポイント

5-1 基金の金額設定の仕方

〔1〕そもそも基金制度は必要か?

〔2〕基金総額の定め方

〔3〕貸借対照表上の処理

〔4〕募集~引受~割当~基金拠出契約の流れ

〔5〕基金の会計上の扱い

5-2 医療法人に引き継ぐ財産

〔1〕基本財産と通常財産

〔2〕財産種別ごとの考え方と注意点

〔3〕現物拠出の価額が相当である旨の税理士等の証明

5-3 医療法人に引き継ぐ負債

〔1〕負債引継ぎの意義

〔2〕引継ぎ可能な負債の範囲

〔3〕運転資金の借入を引き継ぐことができない理由

〔4〕引継ぎに必要となる根拠資料

5-4 財産目録に載せずに資産を移転する方法

〔1〕売買契約、賃貸借契約

〔2〕契約当事者としてMS法人を活用する場合

5-5 リース引継ぎに関するポイント

〔1〕リース会社からのリース引継ぎ

〔2〕リース会社以外からのリース引継ぎ

第6章 診療所概要の作成ポイント

6-1 建物平面図や敷地図に関する注意事項

〔1〕建物平面図や敷地図に関する基本事項

〔2〕ビルの一室で開設する場合の図面3 点セット

〔3〕保健所へ届け出ている図面と一致しているか

〔4〕そのほか建物平面図に関する注意事項

6-2 賃貸借契約書に関する注意事項

〔1〕賃貸借契約書に関する基本的な事項

〔2〕登記事項証明書の所有者と一致しているか

〔3〕覚書は貸主に事前に提示して承諾をもらう

〔4〕地番と住居表示の違い

〔5〕賃貸借の期間

6-3 役員就任予定者又は法人関係者から不動産を賃借する場合

〔1〕近傍類似に関する書類が必要

〔2〕賃料の設定について

6-4 その他の注意事項

〔1〕診療科目を見直すべき

〔2〕職員数は職員給与費内訳書と一致させる

〔3〕 診療に従事する医師、歯科医師の届出が済んでいるか確認する

〔4〕 建物の延べ床面積の記載ルールは自治体によって異なる

6-5 病院の場合

〔1〕診療所との差異

〔2〕病院の概要を作成する際の留意点

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