- 発売日
- 2021年08月20日
- 出版社
- 経団連出版
- 編著等
- 本田 茂樹
本書では、原因が何であれ、事業を継続できない場合に備え、的確に対応するために必須となるBCP[事業継続計画]策定の基本を押さえるとともに、「想定外」の事態が生じることがないよう、自社のBCP見直しのポイントを解説します。
目次
表紙
はじめに
目次
Ⅰ章 リスクを認識する 認識しないリスクには備えられない
1節 BCP(事業継続計画)とは何か
2節 企業の事業活動に与えるリスクを認識する
1. 認識しないリスクには備えられない
2. 自然災害および感染症で何が起こるか認識する
3. 自然災害、感染症が事業継続に与える影響を認識する
Ⅱ章 BCPの考え方を理解する BCPの要諦
1節 BCP策定の考え方
1. 基本姿勢
2. 二段構えで考える
2節 BCPと防災計画の関係
3節 今、なぜBCPが求められるのか
1. 企業の社会的責任
2. 被害想定の見直し
3. 国土強靭化の流れ
4. 複合災害が発生する可能性
5. BCPを必要とするさまざまな要素
Ⅲ章 事業を止めない 防災がBCP の大前提
1節 発生事象で異なる経営資源の守り方
2節 地震から経営資源を守る
1. 建物の耐震性の確保
2. 什器備品の転倒や落下から身を守る
3. 火災から身を守る
4. 大きな揺れに見舞われた際の行動
3節 水害から経営資源を守る
1. 水害に見舞われる時期と地域を知る
2. 台風や豪雨が近づく前にするべきことがある
3. 逃げる、そして逃げ遅れない
4節 感染症から経営資源を守る
1. 感染症の被害は主として人への被害
2. 感染症を適切に恐れる
3. 感染防止対策の徹底
4. 職場でクラスターをつくらない
5. 平常時からの準備
5節 従業員の自宅での対策と備蓄品
Ⅳ章 策定の基本手順 BCPを策定する
1節 BCPは代替戦略
⑴ 不足する経営資源を見越した対策を立案する
⑵ 最終的には、起こった結果に対処することが重要
2節 BCP策定の流れ
⑴ BCPの目的・体制を明確にする
⑵ 被害想定を確認する
⑶ 中核事業の選定
⑷ 重要業務の把握
⑸ BCPに代替戦略を落とし込む
3節 BCP策定の基本手順
1. BCPの目的・体制を明確にする
2. 被害想定を確認する
3. 中核事業の選定
4. 重要業務の把握(洗い出し)
5. BCPに代替戦略を落とし込む
Ⅴ章 実効性を高める BCPの見直しとレベルアップ
1節 災害の教訓に学ぶ
1. BCPは、一度策定して終わりではない
2. 安否確認システムは、それが稼働しなければ意味がない
3. 安否確認と要員確認は違う
4. 従業員がケガをすることを想定する
5. 企業内診療所の地震対策も徹底する
6. 複合災害への対応の観点から見直す
7. 最終的な帰宅判断は従業員本人が行う
2節 社内教育実施
1. 初動のアクションプラン
2. 従業員の自宅における防災
3節 訓練と新たな課題への対応
1. 訓練の目的確認と準備の留意点
2. 訓練の実施
3. 訓練終了後の取り組み
Ⅵ章 参考資料 被害の想定と対策、指針の最新事情
事業継続ガイドライン〔抜粋〕
首都直下地震の被害想定と対策について〔抜粋〕
おわりに
奥付