- 発売日
- 2020年01月20日
- 出版社
- 日本法令
- 編著等
- 辻次郎
本書は、登山事故・スキー(スノーボード等を含む)事故について、どのような事態なら過失といえるか(法的責任を問えるか)、できる限りその基準を明らかにして、損害賠償請求できるか否かを検討するための材料を提供する。調停や訴訟で解決ということになった場合に、誰を相手に、どのように主張するのがよいのか、訴状はどのように書けばよいのか等について、主として弁護士等の専門家向けに解説しています。
目次
表紙
まえがき
目次
序
(1)登山事故は増加傾向
(2)スキー等事故の請求認容額は高額になりやすい
(3)登山・スキー等事故の難しさ
① 登山・スキー等事故の理解・判断が意外と難しい理由
② 本書執筆の動機等
登山事故編
【登山事故 総論】
1 山岳遭難の件数等
2 登山事故の分類、法律構成
3 過失
4 過失相殺
5 損害
6 登山事故のための保険
7 裁判をするかどうかの検討
【登山事故Q&A】
第1 ツアー型(民事)
第2 自主型・訓練型(民事)
第3 学校事故(民事)
第4 その他(民事)
第5 登山関係刑事事件
【登山事故判例の解説】
1 民事判例の法律構成
2 過失等
3 グループの形態による責任の相違
4 刑事事件の過失
スキー等事故編
【スキー等事故 総論】
1 スキー等事故の傾向
2 衝突事故の滑走者の責任(人対人の事故)〔Q&A1〜6参照〕
3 人対物の衝突など・施設管理者(民法717条1項、709条、債務不履行責任)
4 スキー事故のための保険
5 刑事責任
【スキー等事故Q&A】
第1 人対人
(1) スキーヤー対スキーヤー(Q&A1〜3、判例1〜判例7)
(2) スノーボーダー対スキーヤー(Q&A4、判例8〜判例13)
(3) スノーボーダー対スノーボーダー(Q&A5、6、判例14〜判例16)
第2 人対物の衝突など
第3 スキー関係刑事事件
(1)刑事事件判例
(2)判例の紹介
【スキー等事故判例の解説】
1 法律構成
2 スキーヤーの過失
3 スキー場開設者等の懈怠・過失、スキー場の瑕疵
4 過失相殺の基準
5 正当行為、危険引受、被害者の承諾の理論
6 まとめ(結論)
判例整理表
登山事故判例
スキー等事故判例
索引
奥付