- 発売日
- 2017年10月15日
- 出版社
- 日本評論社
- 編著等
- 五十嵐清
「法とは何か」を規範性、法源、解釈、歴史などの様々な角度から比較法的知見を交え、平易かつ深く掘り下げて解説した究極の法学入門書。
目次
表紙
〔第四版 新装版〕の刊行にあたって
〔第4版〕はしがき
〔第3版〕はしがき
〔新版〕はしがき
目次
第一章 社会規範としての法
第一節 法とは何か
第二節 法と習俗
第三節 法と道徳
一 法と道徳の関係一般
二 有責配偶者は離婚を請求できるか
三 性と法律
第四節 法と宗教
一 法と宗教一般
二 日本における法と宗教
三 判例における法と宗教
第五節 法規範の特色と構造
一 法規範の特色
二 法規範の社会における役割
三 法規範の構造
第二章 法源としての法
第一節 法の分類
一 公法と私法
二 公法
三 私法
四 公私混合法
五 国内法と国際法
第二節 制定法
一 法源一般
二 制定法とは
三 制定法の法源性
四 制定法の存在理由と限界
第三節 慣習法
一 慣習法とは
二 慣習の法源性
三 現代における慣習法の意義
四 慣習法と判例法
第四節 判例法
一 序説
二 判例の法源性(先例拘束性の原則)
三 判例法の形式
四 判例の変更
五 判例研究の意義
第五節 条理
一 条理の法源性
二 条理裁判の例
第六節 学説
一 学説の法源性
二 法源に対する学説の意義
第三章 法の適用と解釈
第一節 法の適用
一 序説
二 社会的紛争の解決のメカニズム
三 法適用のメカニズム=裁判
四 裁判における法の適用と解釈
五 日本社会における裁判の役割―隣人訴訟事件を中心に
第二節 法解釈の意義
一 法の解釈とは何か
二 法解釈の必要性
第三節 法解釈の方法
一 序説
二 文理解釈
三 体系解釈
四 目的解釈(または、目的論的解釈)
五 各種の解釈方法の実例
六 法解釈の技術
第四節 法解釈学の科学性
一 序説
二 価値判断の客観性
三 私見
第五節 法学と法解釈学
一 法学の分類
二 基礎法学と法解釈学との関係
第四章 法と法学の発展
第一節 古代・中世の法と法学
一 ローマ法
二 中世ローマ法学
三 教会法(カノン法)
第二節 近世大陸法の発展
一 ローマ法の継受
二 近世自然法と法典編纂
三 フランスにおけるナポレオン法典の成立とその後の発展
四 ドイツにおける私法学の発達
五 EC・EUにおける法の統合
第三節 英米諸国における法の発展
一 イギリス法の発展
二 アメリカ法の独自性
三 英米法の特色
第四節 社会主義法の発展と崩壊
一 ソビエト法の発展
二 社会主義法系の形成と崩壊
第五節 わが国における法と法学の発展
一 明治期における西欧法の継受
二 戦前における法と法学の発達
三 戦後における法と法学の発展
四 総括
注
判例索引
条文索引
人名・事項索引
奥付