- 発売日
- 2026年08月15日
- 出版社
- 立花書房
- 編著等
- 粟田知穂、坂田裕紀、江里口紀子
警察官の逮捕手続上の疑問に、事例式Q&Aで答える実務書。通常逮捕、緊急逮捕、現行犯逮捕、準現行犯逮捕、逮捕後の手続を対象とし、逮捕状請求、再逮捕、罪名変更、引致、弁解録取、留置継続の要否など、判断に迷う場面を69事例で具体的に解説する。法的根拠、判例・裁判例、処理の方向性を簡明に示し、イラスト・図表を豊富に用いた見開き構成で、理解しやすい内容とした。監修は慶應義塾大学法科大学院教授で元東京高検検事の粟田知穂、編著は函館地検検事で元法務省大臣官房司法法制部付検事の坂田裕紀、京都地検検事の江里口紀子。
目次
表紙
はしがき
目次
第1章 通常逮捕
第1節 逮捕状の請求手続
Q001 逮捕状請求における「相当な理由」の特定の程度
Q002 常習犯として起訴された後、保釈中に同種犯行を繰り返している場合における再逮捕の可否
Q003 常習犯として確定判決を受けた後に、同常習罪の一部をなす犯行が新たに発覚した場合における再逮捕の可否
Q004 正当な理由もなく出頭を拒否し続ける任意捜査中の被疑者を逮捕することの可否
Q005 勾留請求前に逮捕被疑者が入院し、退院後に同一事実で再逮捕することの可否
Q006 被疑者が別件で他の警察署に逮捕・勾留中である場合における逮捕状請求書の記載事項
Q007 逮捕状の有効期間の起算日
Q008 逮捕状の有効期間と公訴時効の関係
Q009 逮捕状の有効期間の末日が休祝日に当たることとなる場合に、有効期間を7日未満として請求することの可否
Q010 被害者に対する犯行と同一機会・場所で行われた他の者に対する犯行について再逮捕することの可否
Q011 逮捕状の発付後に、被疑者が逃亡した上、罪名を変更する必要が生じた場合における、逮捕状再請求時の有効期間の指定
Q012 暴行罪で逮捕状の発付を受けた後に、被疑者が逃亡した上、罪名を傷害罪に変更する必要が生じた場合の措置
Q013 処罰されていない事実を常習性の認定資料とすることの可否
Q014 監置処分を受けた者に対し、同一犯罪事実で逮捕することの可否
Q015 同一事実で逮捕状の請求を複数回行っている場合における逮捕状請求書の記載方法
第2節 逮捕手続
Q016 逮捕状に記載された被疑者の氏名に誤記があった場合の措置
Q017 体調が悪い被疑者を逮捕することの可否
Q018 被疑者が妊娠中であることが判明した場合に逮捕することの適否
Q019 逮捕状のコピーを被疑者に示して逮捕状の緊急執行を行うことの可否
Q020 被疑者の抵抗により、事前に逮捕状を提示することができなかった場合の措置
Q021 被疑者の逮捕を妨害する第三者に対する実力行使
Q022 窃盗罪で逮捕した被疑者の取調べを行った結果、盗品等有償処分あっせん罪の犯人であることが判明した場合の措置
Q023 通常逮捕の直後(引致前)に被疑者が逃走した場合に、同一の逮捕状で被疑者を再逮捕することの可否
Q024 通常逮捕・引致後、弁録中に被疑者が逃走した場合に、同一の逮捕状で被疑者を再逮捕することの可否
第2章 緊急逮捕
第1節 逮捕手続
Q025 被害者が不在で被害事実の確認ができない場合に緊急逮捕することの可否
Q026 被害者が一時的に不在にしており、被害の詳細について確認がとれない場合における緊急逮捕の可否
Q027 親告罪事件につき、被害者の告訴意思をいまだ確認できない段階で被疑者を逮捕することの可否
Q028 被害に遭った後、いったん自宅に戻ってから通報し、捜索により犯人を発見した場合の逮捕種別
Q029 職務質問により、約15分前に窃盗に及んだことが発覚した場合における逮捕種別
Q030 あらかじめ犯人及び犯罪の特定ができている場合において、被疑者を発見次第緊急逮捕することの可否
Q031 逮捕時における理由の告知
Q032 緊急逮捕の要件を満たす罪と満たさない罪の両方について緊急逮捕することの可否
Q033 犯行及び住居・氏名等を素直に自供している16歳の高校生を緊急逮捕することの可否
Q034 取調室からの退去を望んでいる任意被疑者に対して逃亡及び罪証隠滅のおそれが生じた場合の逮捕種別
第2節 逮捕状の請求手続
Q035 緊急逮捕後に罪名変更が生じた場合における逮捕状請求書の記載
Q036 遠隔地で緊急逮捕した場合における引致先及び逮捕状請求先
第3章 現行犯逮捕
第1節 現行犯逮捕
Q037 犯行を現認していない被害者からの通報により臨場した警察官が、その場にいた犯人を現行犯逮捕することの可否
Q038 住居侵入被害者の供述と面通し結果のみを現行犯人の認定資料として現行犯逮捕することの可否
Q039 窃盗被害者の供述と面通し結果のみを現行犯人の認定資料として現行犯逮捕することの可否
Q040 傷害被害者の供述と面通し結果のみを現行犯人の認定資料として現行犯逮捕することの可否
Q041 質置主が質物に覚醒剤を隠匿して入質していた場合に、質置主を覚醒剤所持で現行犯逮捕することの可否
Q042 空き巣犯が侵入宅から逃げて自宅に戻るのを目撃した者が、警察に通報し、臨場した警察官が、犯人を現行犯逮捕することの可否
Q043 覚醒剤所持の現認後、任意同行及び予試験を経て、約30分後に現行犯逮捕することの可否
Q044 電車内で現行犯逮捕に着手したが途中駅で犯人に逃走され、次の駅(終点)の改札口で降車してきた犯人を現行犯逮捕することの可否
Q045 万引きを現認したが、確実な証拠を得るために犯人が店外に出るのを待っている間に、犯人が更なる犯行に及んだ場合の現行犯逮捕の適否
Q046 傷害事件で現行犯逮捕したところ、常習傷害罪であることが判明した場合の逮捕手続書
Q047 2週間前から殺人犯人をかくまっていた者を犯人蔵匿罪で現行犯逮捕することの可否
Q048 事件発生から15分後、2キロメートル離れた場所で手配と同一の車両及び犯人を発見し、現行犯逮捕することの可否
Q049 防犯カメラに記録された映像により犯行を確認し、犯行から20分後に現行犯逮捕することの可否
Q050 軽微犯罪の現行犯人が、署に任意同行後、否認に転じて立ち去ろうとした場合における現行犯逮捕の可否
Q051 現行犯逮捕後、犯人が逃走し、その後緊急逮捕した場合における現行犯人逮捕手続書の作成の要否
Q052 不当な目的で現行犯逮捕を行った私人から被疑者の身柄引渡しを受けた場合の措置
Q053 防犯カメラに記録された映像により犯行を確認し、犯行から30分後に現行犯逮捕することの可否
Q054 私人が現行犯逮捕した万引き犯人の引致を受けた際、同私人が逮捕後2時間にわたり犯人の身柄を拘束していたことが発覚した場合の措置
Q055 犯行を現認していない窃盗被害者が、事件発生から10分後、40メートル離れた場所で犯人を逮捕する場合の逮捕種別
Q056 事件発生から1時間後、600メートル離れた場所で、被害金とみられる現金を所持する犯人を発見した場合の逮捕種別
Q057 偽造通貨収得後知情行使罪の現行犯逮捕
第2節 準現行犯逮捕
Q058 ホテルの客室の備品を窃取した犯人を、チェックアウト時に準現行犯逮捕することの可否
Q059 エンジンオイル漏れを辿り、ひき逃げ事件発生から1時間後、2キロメートル離れた場所で準現行犯逮捕することの可否
Q060 犯行後に一時帰宅し、再び盗品を持って外出した窃盗犯を、事件発生から1時間後、3キロメートル離れた場所で準現行犯逮捕することの可否
Q061 犯行現場に靴を遺留した犯人を検索した結果、1時間後に靴を履いていない者を発見し、準現行犯逮捕することの可否
Q062 贓物隠匿後に警察官に呼び止められ逃走しようとした犯人の刑訴法212条2項の2号要件・4号要件該当性
Q063 職務質問により贓物の所持が明らかになった者を準現行犯逮捕することの可否
Q064 緊急配備中の警察官に職務質問されて逃走を図った犯人を4号要件で、準現行犯逮捕することの可否
Q065 万引き防止ゲートの警報音により万引きが発覚し、通報を受けて臨場した警察官が準現行犯逮捕することの可否
第4章 逮捕後の手続
逮捕後の手続
Q066 泥酔している被疑者に対する弁解録取手続
Q067 被疑者の治療のために引致が遅れた場合における逮捕手続書の奥書の記載方法
Q068 通常逮捕後、持病が悪化した被疑者を病院に搬送し、同所において引致することの可否
Q069 軽微事件の現行犯逮捕により被疑者を留置したが、後になって留置の継続の必要性が消滅した場合の措置
奥付