BUSINESS LAWYERS LIBRARY

情報・AIの利活用と紛争予防の法律実務

発売日
2022年01月20日
出版社
民事法研究会
編著等
服部誠、大月雅博、中村閑、大西ひとみ

データ・AIビジネスでの望ましい契約のあり方、法的紛争の類型とその防止策を理解できる! IoT・ビッグデータ・AIが生成した情報やAI技術などを適切に活用するために、民法、知的財産権、企業秘密、個人情報、独占禁止法等の観点から生じうる法的紛争の類型と防止策を、法分野ごとに関連する裁判例やガイドライン等をもとに予防法務の視点から解説! 民事訴訟・仲裁・調停、公正取引委員会での紛争解決のしくみ・手続の流れや特徴を簡潔に解説し、適格な解決手段が理解できる!

目次

表紙

目次

第1章 序章―本書の目的―

Ⅰ 情報利活用とAI技術の現状

1 第4次産業革命

2 IoT

3 AI

Ⅱ 情報利活用、AI技術と各法律のかかわり

1 民法(契約法)

2 知的財産権法(著作権法、特許法等)

3 不競法

4 個人情報保護法

5 独占禁止法

6 製造物責任法

第2章 紛争類型と類型別の紛争予防対策⑴

情報利活用編

1 データに関する契約をめぐる紛争

2 知的財産権をめぐる紛争

3 企業秘密の漏洩、不正流出、目的外利用

4 個人情報をめぐる紛争

5 独占禁止法に関連する紛争

第3章 紛争類型と類型別の紛争予防対策⑵

AI 編

1 AI開発契約をめぐる紛争

2 知的財産権をめぐる紛争

3 企業秘密の漏洩、不正流出、目的外利用

4 個人情報をめぐる紛争

5 独占禁止法に関連する紛争

6 製造物責任をめぐる紛争

第4章 紛争解決機関と手続

Ⅰ 訴訟等

1 民事訴訟

2 強制執行手続

3 民事保全手続

4 訴訟等のメリット・デメリット

5 特許等の無効審判・審決取消訴訟

Ⅱ 仲裁、調停等

1 ADRの概要

2 仲裁

3 調停

Ⅲ 独占禁止法に係る紛争解決手続

1 申告

2 確約手続

3 意見聴取手続

4 処分取消訴訟

第5章 まとめにかえて―情報の利活用・AI開発と紛争予防―

Ⅰ 契約をめぐる紛争の予防

1 想像力をはたらかせて契約条項をつくり込む

2 契約締結時に十分に協議、説明し、相互理解を形成する

3 紛争事例から得られる教訓をとりいれる

Ⅱ 知的財産権をめぐる紛争の予防

1 適切なタイミングでの権利取得と情報管理の徹底

2 知的財産権法の知識を前提にしたうえで契約交渉を行う

3 公開情報を利用して他社(競合他社)の製品や開発状況をウォッチする

4 訴訟、仲裁、調停について理解を深める

5 他社の権利を侵害しない努力をする

6 契約によるリスク軽減が図れないかどうか確認する

Ⅲ 企業秘密をめぐる紛争の予防

1 従業員に対する企業情報の重要性の教育・啓蒙

2 企業秘密を外部に出す機会を減らし、出す場合は細心の注意を払う

3 いざというときに不競法による保護が認められる情報管理を行う

4 他社の企業秘密を不正に取得しない

Ⅳ 個人情報をめぐる紛争の予防

1 漏洩防止のための実質的な措置等を講じる

2 利活用する個人情報や委託先等に提供する個人情報は必要なものに絞る

3 漏洩事故等の発生後は初動が大切

4 個人情報の取扱い・AI開発を委託する場合の契約の重要性

5 カメラ撮影等をして情報利活用を行う場合は肖像権にも注意

Ⅴ 独占禁止法をめぐる紛争の予防

1 独占禁止法の強行法規性を踏まえた検討

2 目的の合理性と、その目的達成に向けた必要最小限の制約にとどまるか等についての検討

3 データやAIのもつ意義を軽視しない

4 新たな法律・ガイドラインや、公取委の運用実務の動向に常に関心をもつ

Ⅵ 製造物責任をめぐる紛争の予防

1 AIを検証するためのシミュレーションの実施

2 一般の利用者にわかりやすいAI 製品の説明

事項索引

執筆者略歴

奥付

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