- 発売日
- 2025年05月20日
- 出版社
- 岩波書店
- 編著等
- 太田洋
企業が投資家から評価され、中長期的な成長を実現するための切り札として「コーポレートガバナンス」重視の流れが世界的に強まっている。この概念はどのように生まれたのか、各国でどのような規律が行われているかなどを概説しながら、「コーポレートガバナンスの本質」を明確にし、ビジネスに必須の知識を提供する。
目次
表紙
まえがき
目次
第一章 混迷する「コーポレートガバナンス」論
1 百家争鳴のコーポレートガバナンス論
2 企業の視点からのコーポレートガバナンス
3 株主の視点からのコーポレートガバナンス
4 従業員・顧客・社会・環境・人権の視点からのコーポレートガバナンス
第二章 コーポレートガバナンスの目的と企業価値
1 コーポレートガバナンスの目的
2 企業価値とは何か⒡⒢株主価値との違い
3 企業の持続的な成長(サステナビリティ)とは何か
4 資本コストと企業価値ーなぜROE・ROICが重視されるのか
5 なぜPBR一倍割れは問題とされるのか
6 無形資産・人的資本と企業価値
7 株主共同の利益とは何か
第三章 「良い」コーポレートガバナンスとはどのようなものなのか
1 コーポレートガバナンスの良し悪しは何で測るのか
2 守りのガバナンスー全社的リスクマネジメント(ERM)と内部統制
3 攻めのガバナンス
4 「良い」コーポレートガバナンスは企業価値向上のために「必須」なのか
第四章 コーポレートガバナンスのための「仕組み」
1 株主主権論について
2 制度による経営者の規律づけー企業統治機構
3 行為規範による経営者の規律づけー取締役の善管注意義務とガバナンス・コード
第五章 コーポレートガバナンス改革の歴史
1 米国
2 欧州ー英国・ドイツ・フランス
3 日本
第六章 「器」としての企業統治機構の設計⒡⒢米英独仏の場合
1 コンバージェンスが進む各国の企業統治構造
2 米国
3 英国
4 ドイツ
5 フランス
第七章 「器」としての企業統治機構の設計ー日本の場合
1 会社の機関設計のあり方
2 監査役会設置会社の特徴
3 指名委員会等設置会社の特徴
4 監査等委員会設置会社の特徴
5 ガバナンス・コードの下で進む日本の上場会社のガバナンスの多様化
第八章 コーポレートガバナンスの現在地とその行方
1「ボード二・〇」の到達点
2 株主第一主義とステークホルダー資本主義
3 米国における「ボード三・〇」の議論とそれに対する反対論
4 コーポレートガバナンスの未来
5 独立社外取締役に求められるもの
6 コーポレートガバナンスとは結局何なのか
主な参考文献
あとがき
索引
奥付