- 発売日
- 2022年04月15日
- 出版社
- 日本評論社
- 編著等
- 小林秀之
アメリカの交渉学の理論的成果に依拠しつつ、民事訴訟をさまざまな紛争解決手段の段階の中に位置づけて考察する問題提起の書。
目次
表紙
はしがき
目次
序章 交渉と訴訟
Ⅰ 本書の目的と狙い
Ⅱ 第1章について
Ⅲ 第2章について
Ⅳ 第3章について
Ⅴ 第4章について
Ⅵ 第5章について
Ⅶ 第6章について
Ⅷ 本書の全体的な方向性について
第I部 交渉の基礎理論
第1章 日本交渉学の現状
Ⅰ はじめに
Ⅱ 『ハーバード流交渉術』の魔力
Ⅲ 最新のアメリカ交渉学の理論状況を考える
Ⅳ 新視角からの概念再検討
Ⅴ 法の空白地帯への進出と類型化の必要
Ⅵ まとめ
Ⅶ 将来の課題
第2章 日本交渉学の現在と展望
<エピソード>
Ⅰ 問題提起
Ⅱ 交渉学の現在把握の困難さ
Ⅲ 日本交渉学の今後の課題
Ⅳ むすび 交渉学の拡大
第3章 交渉の実践にあたって 交渉の勘どころ
Ⅰ はじめに
Ⅱ 交渉学の精緻化
Ⅲ ファースト・オファーやBATNAとの関係
Ⅳ 訴訟や伝統型交渉の将来
Ⅴ まとめ 局面による違いをどうするか
Ⅵ 今後の課題 局面による差異と交渉基準
付属 交渉の勘どころ ケース・スタディ
第II部 交渉理論からみた民事訴訟
第4章 交渉から訴訟へ
Ⅰ 「交渉と訴訟」の関係をどう考えるか
Ⅱ 交渉類型にみる「交渉と訴訟の関係」
Ⅲ 交渉と訴訟には親和性があるか
Ⅳ むすびに代えて 今後の方向性
第5章 交渉理論による和解規制と紛争解決
Ⅰ はじめに 新しい視点
Ⅱ 「交渉(Negotiation) 理論」の隆盛
Ⅲ 民事訴訟と紛争解決モデル
Ⅳ 判決中心から和解中心への転回
Ⅴ 和解交渉の展開
Ⅵ 和解による新たな価値の創造と紛争解決説の再生 将来志向型の紛争解決への転換
Ⅶ むすび
第6章 民事訴訟理論と訴訟実態
Ⅰ はじめに
Ⅱ 新訴訟物理論の台頭と訴訟物論争
Ⅲ 争点効理論を中心に
Ⅳ 証明責任論争を中心に
Ⅴ 訴訟運営や和解を中心に
Ⅵ 理論と訴訟実態の乖離に関する筆者の評価
Ⅶ 今後の課題と将来の展望
索引
奥付