BUSINESS LAWYERS LIBRARY

一橋MBA戦略分析ケースブック 事業創造編

発売日
2020年04月23日
出版社
東洋経済新報社
編著等
沼上 幹

セブン銀行、弁護士ドットコム、メルカリ、磯丸水産、アットコスメ……新しい市場を開拓するベンチャー企業から、儲けの上限が確定しているような規制産業まで、事業を創造していくための戦略を分析目に見える数字や現象から目に見えないメカニズムに気づき決定的な一手を打つ初めからそれほど複雑なことを考えてビジネスを始める起業家はいないだろう、と思われる方も多いに違いない。

目次

表紙

大扉

はしがき

目次

序章 戦略分析の見本例

第1章 クリエイト・レストランツ・ホールディングスの成功要因

第1節 クリエイトの紹介

1 クリエイトのブランド数

2 クリエイトの歴史

第2節 チェーン・オペレーション理論について

第3節 外食産業について

1 外食産業のコンテクスト

2 チェーン規模による相違

3 外食産業の中のポジション

4 料飲店の市場:特化型に成長機会

第4節 クリエイトの戦略

1 買われる小規模チェーン側の合理性

第5節 クリエイトの模倣困難性と時代背景について

第2章 セブン銀行の協調戦略──良循環を生み出すポジショニング

第1節 金融機関ATM、コンビニATMの市場

1 ATM市場の成長性と、コンビニATMの収益性

2 戦略の定石

3 セブン銀行のビジネスモデル

第2節 現金の需要分析

1 日本人の国民性①:現金主義

2 日本人の国民性②:貯蓄を好み借金を嫌う

3 コンビニATMの利用シーン:お昼や夕方のわずかな時間での引き出し

第3節 セブン銀行のポジショニング

1 従来の金融機関ATMのポジショニング

2 セブン銀行ATMのポジショニング

3 セブン銀行のコスト集中戦略

4 セブン銀行ATMの良循環と、金融機関ATMの悪循環

第4節 まとめ:ポジショニングの妙を活かすための複合的な戦略

第3章 食品トレー業界におけるエフピコの成長── 持続的競争優位性のメカニズムと構築プロセスの考察

第1節 エフピコの概要と特徴

1 エフピコの概要

2 エフピコのビジネスシステムの特徴

第2節 エフピコの価値創造

1 BtoB企業の競争優位

2 バリューチェーン分析

3 エフピコのバリューチェーン

4 小売店のバリューチェーン

5 エフピコの競争優位の分析

第3節 エフピコのビジネスシステムが形成されるまでの経緯

1 自前の物流網の構築と多品種少量生産の開始(1980年頃〜)

2 リサイクル事業の開始(1990年頃〜)

3 SCMの強化(2005年頃〜)

第4節 まとめ

第4章 訪問介護事業における競争優位

第1節 介護事業の概況と訪問介護事業の構造分析

1 介護事業の全体概要と動向

2 訪問介護事業の業界構造分析

第2節 訪問介護事業におけるゲームのルール

1 介護報酬体系に基づく利益追求の基本構造

2 要支援・要介護度別の支給限度額に基づく利益追求の基本構造

第3節 訪問介護事業における競争優位

第4節 まとめ

第5章 強固なプラットフォームを構築した弁護士ドットコム──競争優位を生み出す「ビジネスモデル」とは

第1節 弁護士ドットコムの概要と弁護士を取り巻く環境の変化

1 弁護士ドットコムの概要

2 弁護士を取り巻く環境の変化

第2節 ビジネスモデルの経時的変容

1 フェーズ1(2005~07年):弁護士検索サービス開始時期

2 無料サービスが成り立つ仕組み

3 フェーズ2(2007~09年):法律相談サービス追加時期

4 フェーズ3(2009~13年):モバイルサービス開始時期

5 フェーズ4(2013年~):有料マーケティング支援サービス開始時期

第3節 まとめ:ビジネスモデルの構造的な理解

第6章 リユース市場におけるメルカリの戦略分析──顧客変化と競争を活用した成長のメカニズム

第1節 リユース市場の現況

1 リユース市場の全体像

2 ファッション・ブランドリユース市場の状況

第2節 ブランディアとメルカリの戦略分析

1 2 つの市場に対するマーケティング戦略

2 ブランディアの戦略

3 メルカリの戦略

4 ライバルの効用を活用したビジネスモデル設計

第3節 まとめ

第7章 アットコスメの成長── 情報プラットフォームが、新たな業界構造を形成する過程

第1節 アイスタイルが展開するアットコスメのビジネス概要

1 アイスタイルの創業と成長

2 アットコスメのビジネスとは

3 アットコスメと化粧品業界の親和性

第2節 化粧品業界におけるアットコスメのポジショニングとビジネスの良循環

1 Value Netを通して見る、アットコスメのポジショニング

2 本音・中立・大量の情報が生み出すビジネスの良循環

3 アマゾンとの共存

第3節 アットコスメと化粧品業界の変化

1 2000年代の化粧品業界の変化

2 消費者中心の市場へ

第4節 まとめ:情報の価値を決めるのは誰か

事項索引

企業名索引

執筆者紹介

奥付

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