BUSINESS LAWYERS LIBRARY

英文EPC契約の実務

発売日
2020年06月08日
出版社
中央経済社
編著等
本郷 貴裕

EPC契約に盛り込むべき条項例を丁寧に解説した1冊。海外向けプラント建設、機器供給契約の内容チェック・交渉、納期延長や追加費用に関する適切なクレーム対応などに役立つ。

目次

表紙

はじめに

目次

第0章 なぜ,EPC契約は難しいのか? その難しさを本書はどう解決するのか?

1 なぜ,EPC契約は難しいのか

2 EPC契約の難しさを本書はどのように解決するのか

第1章 EPC契約の基礎

1 EPC契約の全体像

(1)EPC契約の関係当事者

(2)EPC契約の時間的な流れ

(3)EPC契約前〜FSとFEED〜

2 EPC契約を読む際に持つべき3つの視点

●EPC契約におけるコンストラクターにとっての「成功」とは何か

3 EPC契約に定められていること

(1)EPC契約に定められていること

(2)契約締結時にFixされる重要事項3つ

第2章 英文契約の頻出表現と条文の「型」

1 権利と義務を表す型

2 条件を表す表現

3 例外を表す表現

4 Unless otherwiseとexcept as otherwise

5 程度・範囲を示す表現

6 ある内容を優先させることを示す表現

7 時間を表す表現

8 理由を表す

9 ~に関する

10 ~に従って

11 ~に定められている

12 ただし(「もしも」,または,「~を除いて」の意味の場合もある)

13 here-とthere-

14 まとめ

15 英文契約の条文を読む際に役立つ心構え

(1)過去形はほとんど使われない

(2)助動詞が主語と動詞をみつけるヒント

(3)andとorでつながれている部分はどこか

(4)定義されている文言の最初の文字は常に大文字で書き表す

(5)使われている英単語は限られている

(6)最初から早く読もうとしてはいけない

(7)英語→日本語だけでなく,日本語→英語を素早くできるようになると読むスピードが高まる

第3章 EPC案件における巨額損失事例(コストオーバーラン)の原因と対策

1 コストオーバーランの実例

2 原因追究の難しさ

3 原因について部門を超えた横展開がなされない

4 個人の責任問題になることを避けようとする

5 インフラ輸出の必要性

6 筆者の経験

7 コストオーバーランの原因と対策

(1)巨額のコストオーバーランは初めての案件で起きる傾向がある

(2)初めての案件を一気に複数受注することのリスク

(3)そもそも,なぜ,「初めての案件」は難しいのか

8 コストオーバーランの実例解説

(1)M社による欧州向け豪華客船造船案件

(2)I社の海洋構造物事業における3期連続営業赤字

(3)ウェスチングハウスによる米国での原発建設案件

(4)M社,I社,およびウェスチングハウスにおける失敗事例の共通点

第4章 契約上の手当およびその運用上の注意点

第1節 視点①:対価を適切に得るための契約条件

1 コントラクターの仕事の特定

2 抽象的な要求

3 契約締結前の仕事の開始

4 オーナーの資金調達能力

5 オーナーが契約に従って対価を支払わない場合に備えた手当

第2節 視点②:コントラクターが不当に責任を負わされないための契約条件

1 コントラクターの責任の全体像

2 納期遅延

3 性能未達

4 稼働率保証

5 絶対保証

6 契約不適合責任

7 「EPC契約の目的物であるプラント等に関する責任」ではない責任

8 保険

9 第三者の知的財産権の侵害

10 コントラクターの契約違反を理由とする契約解除

11 責任制限

12 コントラクターの義務の保証

13 On demand bond

14 入札保証ボンド

15 前払金返還保証ボンド

16 履行保証ボンド

17 契約不適合責任保証ボンド

18 リテンションボンド

19 On demand性を緩和する方法

20 ボンドの有効期間とボンドの返還義務

21 親会社保証

22 Surety bond

23 Standby LC

第3節 視点③:コントラクターに原因がない事象に対する納期延長・追加費用を得るための契約条件(クレーム)

1 総論

2 Force Majeure

3 リスクの負担

4 仕様変更(Variation/Change)

5 法令変更

6 作業中断

7 サイト情報

8 遺跡が発見された場合

9 サイトに泥棒が侵入し,機器や材料を盗んだ場合の処理

10 オーナーの義務違反の場合

第4節 その他の重要ポイント

1 設計

2 試験

3 検収の条件と効果

4 所有権の移転

5 準拠法

6 紛争解決方法

第5章 下請(サブコン・サプライヤー)との契約上の注意点

1 Back to Backが基本

2 期間が関係するもの

(1)クレーム通知期間

(2)契約不適合責任期間

3 不適合責任としての現地での修理・交換作業

4 No Harm No LD条項

5 自己都合解除権の確保

6 全部下請に押しつければよい,という考えは持つべきではない

7 サプライチェーンの構築

8 営業部門と調達部門のチームワークが重要

9 下請およびコンソーシアムメンバー選定の注意点

(1)コンソーシアムとは?

(2)下請とコンソーシアムの違い

(3)コンソーシアムメンバー選定の際の注意点

第6章 プラント用機器供給契約における注意点

1 機器供給契約における契約不適合責任期間

2 機器供給契約における支払方法

3 より確実に支払ってもらうために

(1)売主が満足する銀行を発行銀行とする

(2)取消不能信用状とする

(3)確認信用状とする

4 LCの落とし穴

5 機器供給契約における貿易保険の注意点

索引

コラム目次

Fix価格とコストプラスフィー

英語が苦手な人のための英語上達方法

失敗を次に生かしている航空業界の取組み

原発建設案件におけるコストオーバーランについてUnited States Department of Energy(米国エネルギー省,通称DOE)により1986年に実施された調査報告書

成功事例の研究のススメ

K社によるブラジル向け海洋構造物建造案件における200億円の損失事例

摩耗と腐食の違い

保険用語

契約チェック方法

英国プロトコルの推奨

reasonable effortとbest effortの違い

日系企業N社の米国向けエチレンプラント建設における,洪水による330億円超の追加費用

機器供給契約(売買契約)とEPC契約のリスクの負担についての違い

ウェスチングハウスの米国向け原発建設におけるChange Orderにおける失敗

ボーリング調査とは?

日系企業TE社による米国エチレン工場建設案件における建設サイトの地質問題によって生じた140億円の損失事例

はじめて契約交渉する人へ

Dispute Board(DB)

EPC契約で挫折しかけている人へ

奥付

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