BUSINESS LAWYERS LIBRARY

週刊東洋経済 2023年9月9日号

発売日
2023年09月04日
出版社
東洋経済新報社
編著等
週刊東洋経済編集部

【第1特集】文系エリートの頂点である法曹三者。その憧れの職業が、かつてないほどに揺らいでいます。司法試験は受験者数が年を追うごとに減少し、今や2人に1人が合格する試験となっています。弁護士は「食えない」「ゆくゆくはAI(人工知能)に代替される」と敬遠され、激務や劣悪な職場環境、低賃金が嫌気され若手裁判官の退官も相次いでいます。検察では冤罪が続出。企業人を起訴・長期勾留した揚げ句に無罪判決が相次ぐ失態を繰り返しています。弁護士、裁判官、検察官―、司法インフラの瓦解の足音を追いました。

目次

表紙

Contents

第1特集 揺らぐ文系エリート 弁護士・裁判官・検察官

Part1 弁護士 「食える」「食えない」で二極化

法務省がガイドラインを公表「 非弁行為」がクリアに弁護士のAI利用が加速

2人に1人が合格司法試験 受験者数が激減岐路に立つロースクール

研究者志望や元エンジニアから転身 活躍する理系弁護士

[弁護士覆面座談会]食えないなんてウソ! 出世する人はコミュ力高い

[有力弁護士インタビュー]「弁護士にいわゆる出世はない」(中島 茂)・「弁護士の収入は質と価値の掛け算」(牛島 信)

AIは弁護士業務をどう変えるか 専門職としての判断が重要 使いこなせば有力なツールに

出世とお金 弁護士編食える? 食えない? 富む者はますます富む

Part 2 裁判官 不人気感が強まる職場

忙しい職場がさらに忙しく 裁判官の採用難 大手事務所と争奪

「ヒラメ裁判官」はなぜ生まれるのか 裁判官は法服を着た官僚集団

出世とお金 裁判官編 エリートは「局付」 若手の収入は見劣り

Part3 検察官 見込み捜査で経済を阻害

自白するまで長期勾留ストーリー優先で証拠集め繰り返される冤罪

大川原化工機事件 公安のでっち上げを起訴した東京地検のずさん

プレサンスコーポレーション事件 誤った見立てで捜査を強行供述をねじ曲げ、捏造

「市場の番人」の看板が泣く調査能力が不足 監視委・検察の黒星

出世とお金 検察官編 検事正は早期退職し高給取りの公証人に

第2特集 中国 富裕層 日本に大脱出

「新移民」のお目当ては不動産と教育

東京湾岸タワマンを中国パワーが席巻 中国「新移民」に豊洲が大人気

連載

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