- 発売日
- 2020年12月18日
- 出版社
- 弘文堂
- 編著等
- 古積健三郎
『NOMIKA2 物権・担保物権法 <第2版>』(物権=松尾弘・担物=古積健三郎著)の担保物権法部分を独立して充実の改訂を加えた新刊です。単なる改訂とは違い、これまで1冊の共著であったため紙幅に制限のあったところ、その制限を気にすることなく十分にかつ決して大部にはならないように気を付けて行いました。多くの部分を改稿し、著者の近年の研究をも反映させた加筆も随所に施された傑作です。コンパクトであることは失わず、現在の担保物権法の最先端を理解できる本法基本書の決定版です!
目次
表紙
はしがき
目次
参考文献
担保法の領域
序 担保法の意義
1 経済社会における担保の意味
2 二つの担保方法と物権・債権
3 担保物権の中心となる抵当制度
1 担保物権の概要
1 担保物権の意義
1−1 債権の効力の限界
1−2 担保物権の役割
2 担保物権の性質・効力
3 担保物権の種類
4 担保物権の通有性
5 物的担保と人的担保
5−1 保証
5−2 保証と物上保証
2 留置権
1 留置権の意義
1−1 留置権とは
1−2 留置権と同時履行の抗弁権との関係
1−3 商法・会社法上の留置権
2 留置権の成立要件
2−1 他人の物の占有
2−2 債権と物との牽連性
2−3 例外①:弁済期の未到来
2−4 例外②:占有が不法行為によって始まった場合
3 留置権の効力
3−1 留置権の内容
3−2 第三者への対抗力
3−3 留置権行使の効果
4 留置権の消滅
4−1 担保物権としての消滅事由
4−2 留置権特有の消滅事由
3 先取特権
1 先取特権の意義
1−1 先取特権とは
1−2 先取特権制度の是非
2 先取特権の種類
2−1 一般の先取特権
2−2 動産の先取特権
2−3 不動産の先取特権
3 先取特権の効力
3−1 一般の先取特権
3−2 動産の先取特権
3−3 不動産の先取特権
4 先取特権の順位
4−1 物権の一般原則との差異
4−2 先取特権相互間の優劣関係
4−3 他の担保物権との優劣関係
5 先取特権の消滅
4 質権
1 質権の意義
1−1 質権とは
1−2 質権の客体
2 動産質
2−1 動産質権の設定
2−2 動産質権の効力
2−3 優先弁済権の実現
2−4 転質
2−5 動産質権の消滅
3 不動産質
3−1 不動産質権の意義
3−2 不動産質権の設定
3−3 不動産質権の効力
3−4 不動産質権の消滅
4 権利質
4−1 権利質の意義
4−2 債権質
4−3 その他の権利質
5 抵当権
1 抵当権の意義
1−1 抵当権とは
1−2 抵当権の性質
1−3 抵当権設定における原則
2 抵当権の設定
2−1 抵当権設定の要件
2−2 対抗要件
2−3 付従性の問題
3 抵当権の効力
3−1 総説
3−2 被担保債権の範囲
3−3 抵当権の目的物の範囲
3−4 物上代位
3−5 抵当権の侵害
4 抵当権の実行・優先弁済権の実現
4−1 法定手続の原則
4−2 抵当権の実行としての不動産競売
4−3 抵当権の実行としての不動産収益執行
4−4 倒産手続における抵当権者の地位
5 共同抵当
5−1 共同抵当の意義
5−2 共同抵当の効力
6 抵当権と利用権
6−1 抵当権に後れる利用権の扱い
6−2 法定地上権
7 抵当権者と第三取得者との関係
7−1 抵当不動産の売買
7−2 代価弁済
7−3 抵当権消滅請求
8 抵当権の処分
8−1 抵当権の処分の意義
8−2 転抵当
8−3 抵当権の譲渡・放棄
8−4 抵当権の順位の譲渡・放棄および変更
9 抵当権の消滅
9−1 担保物権としての消滅事由
9−2 抵当権と時効
10 根抵当
10−1 根抵当の意義
10−2 根抵当権の設定
10−3 根抵当権の変更・処分
10−4 根抵当権の確定・実行
10−5 共同根抵当
10−6 根抵当権の消滅
11 特別法上の抵当制度
11−1 集合物担保
11−2 立木抵当
11−3 動産抵当
11−4 抵当証券
6 非典型担保
1 非典型担保の意義
1−1 典型担保物権の限界
1−2 非典型担保の問題点
2 仮登記担保
2−1 仮登記担保の意義
2−2 仮登記担保の成立・効力
3 譲渡担保
3−1 譲渡担保の意義
3−2 不動産・動産の譲渡担保
3−3 流動動産(集合動産)の譲渡担保
3−4 債権の譲渡担保
4 所有権留保
4−1 所有権留保の意義
4−2 所有権留保の成立
4−3 法的構成・効力
4−4 売主による権利行使
4−5 流通過程における所有権留保
事項索引
判例索引
奥付