- 発売日
- 2014年02月20日
- 出版社
- 青林書院
- 編著等
- 齋藤隆、飯塚宏
裁判実務の実際を理解するための必読の書! 民事執行の基礎、手続全体の流れと問題点を裁判官が実務の視点から体系的にわかりやすく解説し好評を博した初版に、重要判例等を盛り込んで補訂。民事執行の基本的な枠組みや概念を理解できる。手続のフローチャート、書式及び記載例によって、民事執行の手続全体のイメージをもつことができる。最新の重要判例を知ることができる。迅速な事件処理・権利実現の実効性を高めるための東京地裁民事執行センターの取扱いや取組みを知ることができる!
目次
表紙
目次
第1章 総論
Ⅰ 民事執行の意義
1.私法上の権利とその実現
2.民事執行に関する法制
3.民事執行事件の動態
Ⅱ 民事執行の基本構造
1.実定法上の民事執行
2.隣接諸制度との関係
Ⅲ 民事執行の種類とその対象
1.民事執行の種類
2.執行の対象等による分類
Ⅳ 強制執行
1.概説
2.強制執行の要件
3.債務名義
4.執行文
5.執行開始の要件
Ⅴ 担保権の実行
1.概説
2.担保権実行の要件
3.法定文書
Ⅵ 執行手続の主体
1.概説
2.執行機関
3.執行当事者
Ⅶ 違法執行・不当執行に対する救済
1.概説
2.違法執行に対する救済
3.不当執行に対する救済
4.執行の停止・取消し
第2章 不動産執行
Ⅰ 総論
1.強制競売と担保不動産競売
2.強制管理と担保不動産収益執行
3.4つの手続
Ⅱ 不動産競売
1.総論
2.申立て及び差押え等
3.換価
4.売却
5.配当等
6.民事執行法上の保全処分
Ⅲ 担保不動産収益執行・強制管理
1.総論
2.申立て
3.開始決定等
4.管理人の選任等
5.管理事務における若干の実務上の問題点
6.配当
7.手続の終了
8.他の執行手続との競合
第3章 動産執行
Ⅰ 総論
Ⅱ 対象となる動産
1.動産執行の対象
2.法令により差押えを禁止されている動産
Ⅲ 申立て
1.申立ての方式
2.申立書の記載事項
3.添付書類
Ⅳ 差押え
1.執行開始の日時
2.債務者の責任財産
3.差押えの実施
4.超過差押えの禁止
5.無剰余差押えの禁止
6.追加差押え
7.任意弁済
8.差押えの効力
Ⅴ 換価
1.売却の方法
2.個別売却と一括売却
3.執行停止中の売却
4.競り売り
5.入札
6.競り売り又は入札以外の方法による売却
Ⅵ 債権者の競合
1.二重差押えの禁止
2.事件の併合
3.共同差押え
4.配当要求
5.滞納処分との関係
Ⅶ 配当
1.概要
2.配当等を受ける債権者
3.弁済金の交付
4.配当協議による配当
5.執行裁判所による配当
第4章 債権等執行
Ⅰ 総説
1.債権等執行とは
2.債権等執行の特徴
Ⅱ 被差押適格
1.執行の対象としての適格
2.差押禁止債権
Ⅲ 申立て及び差押え等
1.申立て
2.差押命令
3.差押えの効力
4.第三債務者に対する陳述の催告
5.担保権実行及び物上代位権の行使としての債権差押え
Ⅳ 換価
1.総説
2.取立て
3.供託
4.転付命令
5.譲渡命令・売却命令・管理命令等
Ⅴ 配当等
1.手続
2.配当等を受けるべき債権者
3.配当等の開始時期
4.配当の順位
5.配当等の手続と物上代位権の行使
Ⅵ 船舶又は動産の引渡請求権に対する執行
Ⅶ 少額訴訟債権執行
1.総説
2.手続
Ⅷ その他の財産権に対する執行
1.総説
2.具体的な手続
第5章 非金銭執行
Ⅰ 物引渡義務の強制執行
1.不動産の引渡し等の強制執行
2.動産引渡しの強制執行
3.子の引渡しの強制執行
Ⅱ 作為・不作為義務の強制執行
1.代替的作為義務の強制執行
2.不代替的作為義務の強制執行
3.不作為義務の強制執行
Ⅲ 意思表示義務の強制執行
1.概要
2.要件
3.効果
4.不服申立て
第6章 財産開示
Ⅰ 総論
Ⅱ 実施の要件
1.財産開示手続の申立権者
2.財産開示手続実施決定の要件
Ⅲ 手続
1.申立て
2.財産開示手続実施決定
3.財産開示期日の指定及び財産目録の提出
4.財産開示期日
5.陳述義務の一部免除
6.閲覧等
7.過料
事項索引
判例索引
奥付