- 発売日
- 2017年12月07日
- 出版社
- 第一法規
- 編著等
- 湊 信明
中堅・中小企業が、従業員、顧客、取引先に支持してもらえる会社になるために有効なCSRの捉え方と具体的な実践方法をわかりやすく解説。コンプライアンス違反が原因で危機に瀕した3つの会社の事例から、自社への応用のヒントを示すCSRの具体像をつかむ。
目次
表紙
はじめに
目次
プロローグ 一夜にして奈落に落ちたある会社の物語
Case1 ある中堅旅行会社の場合〜過労うつとなった社員への対応のまずさが招いた危機〜
Case2 ある中小宝石店の場合〜セクハラ問題の放置が招いた危機〜
Case3 ある中堅食肉加工業者の場合〜職場いじめが招いた危機〜
第1章 中堅・中小企業を取り巻く危機を考える
1 「 奈落に落ちたある会社の物語」から学ぶべきこと
2 企業を取り巻く環境の変化を“7つの波” で理解する
3 中堅・中小企業に及ぼされる影響を考える
第2章 奈落に落ちる会社と、社会から愛され続ける会社の違い
1 奈落に落ちた大企業の実例
2 企業が奈落に落ちる根本的な原因
3 社会から愛され、信頼され続ける会社
4 なぜ社会から愛され、信頼され続けるのか
5 経営者は「コンプライアンス(法令遵守)」をどう捉えるべきか
第3章 「CSR」のそもそもを考える
1 そもそも「CSR」とは何なのか
2 日本のCSR の根底に流れるもの
3 1956 年経済同友会のCSR 決議
4 2003 年は日本のCSR 経営元年
5 CSR 国際規格(ISO26000)の登場
第4章 これからの中堅・中小企業に必要な「CSR」の大前提
1 会社の規模を問わずCSR の実践が必須の時代
2 中堅・中小企業はCSR にどう取り組むべきか
3 あなたの会社のステークホルダーは誰か
4 6人のステークホルダーと「対話」をしよう
5 6人のステークホルダーにどのように貢献するか
6 「 ゴールド企業」の実例に学ぶ
7 すべてのステークホルダーの人権を考えるー「人権CSR」
8 CSR =「コンプライアンス+愛」
第5章 企業統治その1 企業統治はどのように行うのか?
1 理念経営を推し進める
2 あなたの会社の「理念」は何ですか?
3 あなたの会社の価値を知る
4 企業理念はどのようにつくるべきか
5 企業理念とは別に「本業理念」を構築してもよい
6 もしも「ゴールドミート」にこんな理念があったら…
7 理念と行動を結びつけるために
8 行動規準はどのように構築するか
9 もしも「ゴールドミート」にこんな行動規準があったら…
10 行動規準とコンプライアンスを融合させる
11 法律家に頼らずに法律と仲良くなる
第6章 企業統治その2 不祥事と紛争を防止する機構を整える
1 株主総会と取締役会をきちんと開催する
2 取締役・監査役による監視監督を行う
3 株主総会や取締役会の議事録をしっかり残す
4 「 内部通報制度」の整備で自浄作用のある組織へ
5 契約書は従業員・顧客・取引先との対話の結果書
6 不祥事ゼロを目標にしない
7 制度をつくることを目的としない
第7章 ステークホルダーに対し必ず実行すべきCSR
1 CSRのベースとなっているコンプライアンスは必須事項!
2 従業員
3 顧客(お客様・消費者)
4 取引先
5 地球環境
第8章 もっとステークホルダーの心に響く企業になる!
1 “ 攻めのCSR” でさらに愛される企業になる
2 従業員に対する関係
3 顧客(お客様・消費者)
4 取引先
5 地域社会
6 地球環境
7 CSR 活動報告を行う
エピローグ 奈落からの挑戦果たして会社は再生できるのか!?
Case1 ある中堅旅行会社の場合〜一つひとつの問題と向き合い、見出した未来への道〜
Case2 ある中小宝石店の場合〜従業員の幸せを考えない会社がたどる哀れな末路〜
Case3 ある中堅食肉加工業者の場合〜二代目若社長の理念経営への挑戦〜
おわりに
著者紹介
奥付