- 発売日
- 2020年03月13日
- 出版社
- 中央経済社
- 編著等
- 金田堅太郎
知財=知的財産とは、発明、考案、意匠、商標、商号などの「有用な情報」をいうと定義。これら知的財産について会計学の観点から徹底的にわかりやすく説明した大学テキスト。
目次
表紙
はしがき
目次
第1章 知的財産の種類
●Focus
1 特許権
2 実用新案権
3 意匠権
4 商標権
5 ブランド
6 ノウ・ハウ
7 トレード・シークレット
8 コンテンツ
9 その他
■練習問題・1
第2章 知的財産のビジネスにおける重要性
●Focus
1 実感としての把握
2 知的財産投資の状況
3 PBRと修正PBRからみる知的財産の重要性
4 株式時価総額からみる知的財産の重要性
■練習問題・2
第3章 知的財産の活用と政策
●Focus
1 知的財産の活用
(1)自社実施
(2)他社実施(ライセンス)
(3)担保化
(4)証券化
2 知的創造サイクル
3 知的財産に関する政策
■練習問題・3
第4章 知的財産に関する法律
●Focus
1 知的財産基本法
2 特許法
(1)目的
(2)発明の定義
(3)特許要件
(4)出願と審査請求
(5)公開制度
■練習問題・4
第5章 知的財産に関する現行会計基準
●Focus
1 買入知的財産の会計基準
(1)通常の購入による買入知的財産の取得
(2)企業結合による買入知的財産の取得
2 自己創設知的財産の会計処理
3 知財会計論の課題
4 補論:国際財務報告基準(IFRS)における知的財産の会計処理
[第5章末注]
■練習問題・5
第6章 知的財産の評価アプローチと割引計算
●Focus
1 知的財産の3つの評価アプローチ
(1)コスト・アプローチ
(2)マーケット・アプローチ
(3)インカム・アプローチ
2 複利計算(割増計算)
3 割引計算
4 資産価値評価手法としての割引計算
5 現価係数表の利用
6 補論:伝統的アプローチと期待キャッシュ・フロー・アプローチ
■練習問題・6
第7章 知的財産の価値評価モデル(1):インターブランド社モデル
●Focus
1 インターブランド社モデルの全体像
2 超過利益の算定
(1)自社利益の算定
(2)他社利益の推定
3 ブランディング役割指数
4 ブランド力スコア
5 インターブランド社モデルの特徴
■練習問題・7
第8章 知的財産の価値評価モデル(2):経済産業省モデル
●Focus
1 プレステージ・ドライバー
(1)価格優位性(超過利益)の算定
(2)ブランド起因利益の算定
2 ロイヤルティ・ドライバー
3 エクスパンション・ドライバー
4 ブランド価値の計算
5 経済産業省モデルの特徴
■練習問題・8
第9章 知的財産の価値評価モデル(3):久留米大学モデル
●Focus
1 特許権価値評価モデルの基本的な考え方
2 評価対象である医薬品の特徴
(1)医薬品の種類
(2)創薬プロセス
(3)創薬における研究開発費と研究成功確率
(4)薬価基準のもとでの公定価格
(5)類似薬価と補正加算
3 久留米大学モデル
(1)久留米大学モデルの全体像
(2)各STEP における計算方法
■練習問題・9
第10章 知財会計の展開(1):パーチェス法と持分プーリング法
●Focus
1 パーチェス法時代の知財会計
2 持分プーリング法時代の知財会計
■練習問題・10
第11章 知財会計の展開(2):のれんの会計
●Focus
1 減損方式による会計処理
(1)減損の兆候
(2)減損テスト
(3)減損損失の認識
(4)のれんに対する減損会計の適用
2 のれんの原因分析
3 のれんと知的財産
■練習問題・11
第12章 知財会計の展開(3):取得法
●Focus
1 受入純資産の評価
2 バーゲン・パーチェスによる利得
3 取得法が知財会計にもたらす影響
4 取得費用の会計処理
[第12章末注]
■練習問題・12
第13章 むすびにかえて:知財会計の課題と展望
●Focus
1 買入知的財産と自己創設知的財産の会計処理の相違
2 負ののれんをめぐる会計問題
3 アメリカにおける知的財産およびのれんの会計基準再考の動き
◆参考文献
◆索引
奥付