- 発売日
- 2024年12月10日
- 出版社
- 法律文化社
- 編著等
- 石上敬子、大川謙蔵、宍戸育世、下村信江、長谷川義仁、福田健太郎、松久和彦
①事例(CASE)と問い(Q)の提示、②民法総則の基本概念の説明、③問いに対する解答の順番で論じる。身近な私人間の紛争を解決するツールとして民法が果たしている役割や考え方を学べる。これ1冊で民法全体を学習する上で不可欠の民法総則の知識を得られる。
目次
表紙
はしがき~本書の目的と使い方~
目次
CHAPTER0 民法総則学習の作法
SECTION1 条文の役割とその構成
SECTION2 法的規範の理解と課題への対処
SECTION3 本書の概要
CHAPTER1 民法の基本原則:市民社会の基本的な考え方とその制限
SECTION1 民法の基本原則
SECTION2 私人の権利行使に対する民法上の要請
CHAPTER2 人:誰が権利を有し義務を負うことができる?
SECTION1 権利能力
SECTION2 失踪宣告
SECTION3 意思能力
SECTION4 制限行為能力者:未成年者・成年後見制度
SECTION5 制限行為能力者の相手方の保護
CHAPTER3 法人:自然人以外に人として扱われるものがある?
SECTION1 法人の意義・設立・機関・消滅
SECTION2 法人の対外的法律関係:法人の能力
SECTION3 法人の対外的法律関係:理事の代表権・法人の不法行為責任
SECTION4 権利能力なき社団
CHAPTER4 物:民法で「物」といわれるのはどのようなもの?
CHAPTER5 法律行為:なぜ法律行為という概念があるの?
SECTION1 法律行為の解釈
SECTION2 法律行為の有効性
CHAPTER6 意思表示:権利義務はどのように生じる?
SECTION1 心裡留保
SECTION2 虚偽表示
SECTION3 94条2項類推適用
SECTION4 錯誤
SECTION5 詐欺・強迫
SECTION6 意思表示の効力発生
CHAPTER7 無効と取消し:似ているようで違うものなの?
SECTION1 無効
SECTION2 取消し
CHAPTER8 代理:誰かが本人に代わって法律行為をすることができる?
SECTION1 代理権・代理人の行為能力・顕名・代理行為
SECTION2 利益相反行為の禁止、代理権の濫用
SECTION3 無権代理
SECTION4 表見代理
CHAPTER9 条件・期限、期間:契約が成立すればすぐに効果が生じる?
SECTION1 条件
SECTION2 期限
SECTION3 期間の計算
CHAPTER10 時効:時の経過によって権利が変動する?
SECTION1 時効総論
SECTION2 取得時効
SECTION3 消滅時効
SECTION4 時効の完成猶予・更新
SECTION5 時効の援用・時効利益の放棄
参考文献
索引
奥付