- 発売日
- 2024年04月05日
- 出版社
- 日本評論社
- 編著等
- 野澤正充
判例と通説を踏まえて債権法の体系を解き明かしたオーソドックスな民法教科書の改訂第4版の債権総論編。(※本書は、旧版の掲載があります。)
目次
表紙
第4版 はしがき
目次
凡例
第1章 債権の意義・目的
第1節 債権の意義
1 債権と物権の区別
2 債権と債務
3 債権と請求権
4 債権の発生原因
第2節 債権の目的
1 「目的」 の意味
2 債権の要件
第3節 給付の種類
1 引渡債務・行為債務
2 結果債務・手段債務(obligation de résultat et de moyen)
3 その他の区別
4 特定物債権
5 種類債権(不特定物債権)
6 金銭債権
7 利息債権
8 選択債権・任意債権
第2章 債権の効力
第1節 債権の効力一般
1 債権の四つの力
2 履行請求権の意義
第2節 履行の強制
1 意義
2 方法
3 債務の種類に応じた履行の強制
4 訴求力・強制力のない債権
第3節 債務不履行による損害賠償(1) ― 要件論
1 債務不履行の意義
2 要件に関する基礎理論
3 履行遅滞・履行不能
4 その他の債務不履行① ― 履行拒絶
5 その他の債務不履行② ― 不完全な履行
6 その他の債務不履行③ ― 安全配慮義務違反
7 債務者の責めに帰することができない事由
8 債務不履行に関するその他の要件
第4節 債務不履行による損害賠償(2) ― 効果論
1 損害賠償の範囲
2 損害の金銭的評価
3 損害賠償に関する特別な規定
第5節 債務不履行による損害賠償(3) ― 受領遅滞(債権者遅滞)
1 意義と問題点
2 旧法下の学説と判例の見解
3 若干の検討
4 要件
5 効果
第6節 第三者による債権侵害 ― 債権の対外的効力
1 債権者の保護
2 通説の類型論とその批判
3 新しい類型論とその検討
第3章 債務者の責任財産の保全
第1節 責任財産の意義
第2節 債権者代位権
1 意義・機能
2 要件
3 効果
第3節 詐害行為取消権
1 意義・機能
2 法的性質
3 要件
4 行使方法
5 効果
第4章 多数当事者の債権債務
第1節 民法の規定
1 二つの側面
2 複数の債権者・債務者という側面
3 人的担保という側面
4 民法(債権関係)の改正の概要
第2節 分割債権・分割債務
1 分割の原則とその問題点
2 効力
第3節 不可分債権・不可分債務
1 意義
2 不可分債権の効力
3 不可分債務の効力
第4節 連帯債権
1 意義
2 効力
第5節 連帯債務
1 意義・成立
2 対外的効力
3 影響関係
4 内部関係
第6節 いわゆる不真正連帯債務
1 意義
2 効力
第7節 保証債務
1 意義・性質
2 成立
3 内容
4 保証人の抗弁 ― 対外的効力
5 主たる債務者または保証人について生じた事由の効力 ― 影響関係
6 保証人の主たる債務者に対する求償権 ― 内部関係
7 各種の保証
第5章 債権債務関係における当事者の交替
第1節 債権債務および契約関係の移転
1 債権譲渡・債務引受の沿革
2 契約上の地位の移転(契約譲渡)の承認
3 民法(債権関係)の改正における債務引受
第2節 債権譲渡
1 意義・機能
2 債権の譲渡性
3 債権譲渡の対抗要件 ― 467条の意義
4 債権の二重譲渡
5 債務者の抗弁(468条)
第3節 債務引受
1 意義・機能
2 併存的債務引受
3 免責的債務引受
4 履行の引受け
第4節 契約上の地位の移転(契約の譲渡)
1 意義・機能
2 具体例とその類型化
3 特定の財産の譲渡に伴う移転の要件・効果
4 合意に基づく移転の要件・効果
5 預託金会員制ゴルフ会員権の譲渡
6 貸金業者の再編と過払金返還債務の承継
第6章 債権の消滅
第1節 債権の消滅原因
1 各種の消滅原因
2 「債権の消滅」 に規定された消滅原因
3 消滅した債権の復活
第2節 弁済
1 意義・性質
2 弁済の提供
3 弁済に関する民法の補充規定
4 弁済者
5 弁済受領者
6 弁済の効果
7 弁済による代位
8 代物弁済
9 弁済供託
第3節 相殺
1 意義
2 要件
3 効果
第4節 その他の債権消滅原因
1 更改
2 免除
3 混同
事項索引
判例索引
奥付