BUSINESS LAWYERS LIBRARY

優越的地位の濫用と私法理論

発売日
2026年01月31日
出版社
法律文化社
編著等
宗田貴行

多数の消費者に対して一方的に行われる公共料金などの不当な値上げに対し、EUやドイツにおいて行われている衡平な給付の確定の法理に基づく対応を考察。EU・ドイツの事例を参考に日本における消費者の被害回復の法理を提言する。

目次

表紙

はじめに

目次

序章 私法は公共料金・サブスク料金の一方的値上げに対応できるのか

第1章 ドイツにおける衡平給付確定の法理の基礎理論と優越した力の濫用に対する良俗規制の意義と限界

第1節 序

第2節 取引上の優越した力の濫用に係る良俗規制

第3節 衡平給付確定の法理に係る立法資料

第4節 衡平給付確定の法理に係る趣旨・要件・効果

第5節 良俗規制の限界と衡平給付確定の法理の基礎的意義

第2章 ドイツにおける衡平給付確定の法理の判例分析―公共料金の不当な値上げ

第1節 序

第2節 不当利得返還請求訴訟

第3節 無効確認請求訴訟等

第4節 損害賠償請求訴訟

第5節 考察

第3章 ドイツにおける衡平給付確定の法理の判例分析―サブスク契約等

第1節 サブスク契約

第2節 その他の分野

第3節 考察

第4章 EUにおける衡平給付確定の法理

第1節 不公正条項EC指令

第2節 ヨーロッパ契約法原則(PECL)

第3節 共通参照枠草案(DCFR)

第4節 ヨーロッパ共通売買法規則提案(CESL案)

第5節 P2B規則・DSA

第6節 考察

第5章 EU・ドイツにおける優越した力の濫用に係る攻撃的取引方法の法理

第1節 不公正な取引方法EC指令

第2節 ドイツにおける国内法化

第3節 運用状況

第4節 考察―意義と限界

第6章 EU競争法・ドイツ競争制限禁止法上の市場支配的地位の濫用規制の意義と限界

第1節 市場支配的地位の濫用規制の意義

第2節 市場支配的地位の濫用規制の限界

第7章 EU・ドイツにおける衡平給付確定の法理の今日的意義と限界

第1節 衡平給付確定の法理の今日的意義

第2節 衡平給付確定の法理の限界

第8章 我が国における独禁法上の優越的地位の濫用規制の意義と限界

第1節 独禁法上の優越的地位の濫用規制の意義

第2節 独禁法上の優越的地位の濫用規制の限界

第9章 我が国における定型約款・不当条項規制の意義と限界

第1節 民法上の定型約款規制の意義と限界

第2節 消費者契約法上の不当条項規制の意義と限界

第10章 我が国における衡平給付確定の法理に係る議論並びに公序良俗・信義則規制の意義と限界

第1節 序

第2節 衡平給付確定の法理に関する明治期の研究並びに明治期~昭和初期の信義則論

第3節 民法の暴利行為に係る学説・判例の従来の議論

第4節 民法改正における暴利行為論をめぐる議論

第5節 優越した力の濫用に対する公序良俗・信義則規制に係る判例

第6節 考察―従来の暴利行為論の限界

終章 我が国における衡平給付確定の法理・優越した力の濫用に係る攻撃的取引方法の法理

第1節 法的対応の必要性

第2節 衡平給付確定の法理

第3節 優越した力の濫用に係る攻撃的取引方法の法理

第4節 暴利行為論との関係

第5節 民法改正作業における議論との関係

第6節 立証困難の解消

第7節 結語―今後の課題

おわりに

著者紹介

奥付

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