- 発売日
- 2021年08月15日
- 出版社
- 法律文化社
- 編著等
- 小泉洋一、島田茂
憲法や行政法、さらには地方自治法を本格的に学ぶ前に、法体系の全体像や各法領域の関係性や役割を概観し、公法にかかわる基本知識を習得するための導入テキスト。新法や新たな動向を踏まえ、全面的に補訂。
目次
表紙
第3版はしがき
目次
はじめに 法を学び始める人へ
第1講 法の概念
1 法とは何か
2 どのような法があるか
(1) 法源
(2) 成文法
(3) 不文法
3 法はどう分類されるか
第2講 法秩序の構成原理
1 法令間の衝突とその調整に関する原則
2 法令の優先適用に関する原則
第3講 法の領域と公法の特徴
1 公法とは何か
2 公法に属する成文法
第4講 憲法と国法秩序
1 憲法とは何か
(1) 憲法の意味
(2) 立憲主義
2 憲法にはどのような特徴があるか
第5講 国会と法律制定権
1 国会とは何か
2 法律はどのように制定されるか
3 法律はどのように制定されたか
第6講 裁判所のあらまし
1 裁判所の種類
2 裁判所の扱う事件
3 裁判所の特徴
4 裁判所の権限
第7講 内閣・内閣と国会
1 内閣と国会の関係
(1) 内閣とは何か
(2) 内閣と国会
2 衆議院の解散
第8講 行政組織と公務員
1 行政組織についての法
2 公務員制度についての法
第9講 行政活動とその法的統制
1 行政活動の分類
2 行政活動の手段
3 行政活動に対する法の統制
第10講 地方自治
1 地方自治法制
2 地方自治体の仕組み
3 地方自治体の仕事
4 条例制定権
第11講 基本的人権と公共の福祉
1 日本国憲法が保障する権利
2 憲法による権利の保障とその限界
第12講 自由権と社会権
1 精神的自由の考え方
2 経済的自由の考え方
3 社会権の考え方
第13講 国家と環境
1 環境法の基礎
(1) 環境法の歴史
(2) 環境と環境法
(3) 環境法の体系
2 環境法と公法
(1) 環境権と憲法
(2) 環境保全と行政法
第14講 情報公開・個人情報保護
1 情報公開制度
2 個人情報保護制度
おわりに 公法を学ぶポイント
⑴ 原理・原則が生み出された歴史的な背景を理解する
⑵ 公法規範の理念・目的を常に意識しておく
⑶ 憲法と行政法の密接な関係に配慮する
⑷ 原理・原則に基づく法制度の体系的理解を心がける
執筆者紹介
底本奥付
電子版奥付