BUSINESS LAWYERS LIBRARY

会社・株主間契約の理論と実務

発売日
2021年03月13日
出版社
有斐閣
編著等
田中 亘、森・濱田松本法律事務所

合弁事業・資本提携・スタートアップ投資における当事者の合意によるアレンジメントについて、研究者・弁護士が実態を踏まえ分析・考察。各種アレンジメントの有効性・効力に加え、実現手段についても解釈論を提示する。実務上有益な指針となる一冊。

目次

表紙

はしがき

目次

執筆者紹介

序章 株式会社における当事者の合意によるアレンジメントの法律問題 〔田中 亘〕

Ⅰ はじめに

Ⅱ 本書の成り立ち及び特色

1 実務家と研究者による共同研究の成果

2 各種のアレンジメントの包括的な分析

3 当事者自治の尊重及びその限界根拠の探求

4 アレンジメントの実現手段についての詳細な検討

Ⅲ 各種アレンジメントについての法的論点

1 定款条項

2 株主間契約

3 会社と株主間の契約

4 株主全員の同意

Ⅳ 本書の内容紹介

1 本書の構成

2 実務編

3 理論編

Ⅴ おわりに

第1編 実務編

第1章 合弁事業における会社・株主間契約〔塩田尚也=松下 憲=近澤諒=宮原拓郎=川本健〕

Ⅰ 合弁契約の概要

Ⅱ 合弁事業の基本的事項に関する合意

Ⅲ 合弁会社のガバナンスに関する合意

Ⅳ 合弁会社の運営に関する合意

Ⅴ 合弁会社の株式の取扱いに関する合意

Ⅵ 合弁契約の解除・終了に関する合意

第2章 上場会社における会社・株主間契約〔石綿学=内田修平=福田剛=芝村佳奈〕

Ⅰ 概要

Ⅱ 資本提携契約

Ⅲ 株主間契約

第3章 スタートアップ投資(ベンチャー投資)〔棚橋元=戸嶋浩二=辻 純一=保坂泰貴〕

Ⅰ スタートアップ投資(ベンチャー投資)の性質

Ⅱ スタートアップ投資契約等の概要

Ⅲ 優先株式

Ⅳ スタートアップ投資の契約に特徴的な条項

第2編 理論編

第4章 ガバナンスに関する合意〔松中学〕

Ⅰ はじめに

Ⅱ 総論──基本的な方向性

Ⅲ 株主総会における議決権拘束

Ⅳ 全株主の同意による法定決議事項・報告事項の排除

Ⅴ 全株主の賛成を決議要件とする旨の定款の定め

Ⅵ 取締役会へのオブザーバー参加を定める契約や定款の条項

第5章 法定決議事項について第三者を介在させる合意〔森田 果〕

Ⅰ はじめに:問題の所在

Ⅱ 株主総会の法定決議事項

Ⅲ 取締役会の法定決議事項

Ⅳ 具体例:株式発行に事前承諾を求める合意・契約上の新株引受権

第6章 株式に関する合意〔飯田秀総〕

Ⅰ はじめに

Ⅱ 株式の譲渡に関する合意

Ⅲ 合弁契約の解消

1 コール・オプション条項,プット・オプション条項

2 合弁の解消

Ⅳ 募集株式の発行等における表明保証条項

Ⅴ むすび

第7章 派遣取締役の法的地位〔後藤 元〕

Ⅰ はじめに

Ⅱ 派遣取締役の行動について事前の合意が存在する場合

Ⅲ 派遣取締役の行動について事前の合意が存在しない場合

Ⅳ 派遣取締役に対する責任追及の制限に関する合意

1 合意の意義

2 合意の有効性

第8章 上場会社におけるガバナンスに関する合意〔加藤貴仁〕

Ⅰ 分析の方針

Ⅱ 株主にガバナンスに関する権利を付与する契約条項

Ⅲ 上場会社と株主の間で締結される議決権拘束契約

Ⅳ 今後の課題──コーポレートガバナンスに関する情報開示

第9章 上場会社における株式に関する合意〔白井正和〕

Ⅰ 本章の議論の対象

Ⅱ 資本提携契約上の株式譲渡制限規定の有効性

Ⅲ 資本提携契約上のスタンドスティル条項をめぐる問題

Ⅳ 希薄化防止条項に関する検討

Ⅴ 提携株主の売却義務に関する検討

第10章 スタートアップ投資契約に特徴的な定め〔松尾健一〕

Ⅰ 総論

Ⅱ みなし清算条項

Ⅲ ドラッグ・アロング条項

Ⅳ 辞任禁止条項・再任拒絶禁止条項の有効性

Ⅴ エグジット協力条項の法的性質

Ⅵ 最恵待遇条項

第11章 会社・株主間契約:民法学の視点から──各種の契約条項とその内容の実現〔ð ®·政知広〕

Ⅰ はじめに──本章の検討課題とその意義

Ⅱ 総論:権利(債権)とその内容の実現

Ⅲ 各論:各種の契約条項の検討

第12章 会社・株主間契約──民事手続法学の視点から〔垣内秀介〕

Ⅰ はじめに

Ⅱ 裁判手続の利用可能性に関する操作・処分

Ⅲ 契約上の義務の履行請求権の強制執行の方法

Ⅳ おわりに

判例索引

事項索引

奥付

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