- 発売日
- 2020年12月28日
- 出版社
- 弘文堂
- 編著等
- 川口恭弘
銀行制度の調査のため渡米していた伊藤博文が、明治政府に対し、アメリカの「ナショナル・バンク・アクト」をモデルに国立銀行を設立すべきと建白。井上馨の裁断で、伊藤案が採択され国立銀行条例が制定され、それ以来、日本とアメリカ銀行法との付き合いは150年に及びます。連邦国家であるアメリカとの大きな違いはあるものの、日本の銀行法はアメリカ銀行法と密接に関わりながら、現在に至っています。アメリカ特有の事情に十分に留意しながら、アメリカの銀行規制の全体像を、多くの事例や歴史的事実を散りばめ、鮮やかに活写した概説書。
目次
表紙
はしがき
略表記一覧
目次
第1章 規制の基本構造
第1節 二元銀行制度
二元銀行制度
第2節 規制の対象
Ⅰ 預金取扱機関
Ⅱ 非預金取扱機関
第3節 規制機関
Ⅰ 連邦規制機関
Ⅱ 規制権限の行使
第4節 規制の変遷
Ⅰ 国法銀行法制定以前
Ⅱ 国法銀行法の制定と連邦準備制度の創設
Ⅲ ニューディール立法
Ⅳ 第二次世界大戦後
Ⅴ 規制緩和の時代
Ⅵ 健全性規制の強化
Ⅶ 2008年の金融危機以降の規制
第2章 銀行の規制
第1節 参入規制
Ⅰ 免許規制
Ⅱ 免許の変更
第2節 業務規制
Ⅰ 業務範囲
Ⅱ 預金業務
Ⅲ 貸付業務
Ⅳ 証券業務
Ⅴ 保険業務
第3節 取引の規制
Ⅰ 顧客の保護
Ⅱ マネーロンダリング
第3章 銀行と系列会社の規制
第1節 銀行持株会社と子会社
Ⅰ 銀行持株会社
Ⅱ 金融持株会社
Ⅲ ボルカー・ルール
第2節 規模の拡大
Ⅰ 州際規制
Ⅱ 合併規制
第3節 系列関係
Ⅰ 銀行と系列会社の取引
Ⅱ 銀行持株会社の責任
第4章 銀行の健全性維持と破綻処理
第1節 預金保険
Ⅰ 破綻の危険性
Ⅱ 連邦預金保険制度
第2節 財務の健全性
Ⅰ 銀行検査
Ⅱ 資本規制
Ⅲ 流動性の確保
第3節 破綻処理
Ⅰ 銀行破綻の特殊性と歴史
Ⅱ 管財人
Ⅲ 破綻処理の方法
Ⅳ 大規模金融機関
第5章 国際銀行業の規制
第1節 銀行の海外業務の規制
Ⅰ アメリカの銀行による海外進出
Ⅱ 在日外国銀行
第2節 外国銀行の規制
Ⅰ 外国銀行によるアメリカ進出
Ⅱ ダイワ・スキャンダル
Ⅲ 多国籍銀行
あとがき
参考文献
年表
事項・人名索引
奥付