BUSINESS LAWYERS LIBRARY

はじめての行政法 第4版

発売日
2023年04月20日
出版社
三省堂
編著等
畠山武道、下井康史

好評の行政法入門書の第4版。行政法の基本的な問題を、その見取り図がわかるように設問形式によって解説。3版刊行後の判例・法改正をフォローしたほか、一部設問を見直した。行政法の基礎知識を学ぶのに最適。

目次

表紙

第4版はしがき

第3版はしがき

第2版はしがき

初版はしがき

凡例

行政法の全体像

目次

第1講 行政法とはなにか〈下井康史〉

1 身のまわりは行政法だらけ

2 行政法という科目ではなにを学ぶのか

3 行政法の3分野

第2講 法律による行政の原理〈下井康史〉

1 「法律による行政の原理」とは

2 行政の仕事はルールに従って行う

3 行政についてのルールは法律や条例で定める

4 行政法は、行政をコントロールするための法

5 行政活動には法律や条例に根拠が必要(法律の留保)

第3講 行政法の法源〈下井康史〉

1 法源とはなにか― 法律以外にも「法」はある

2 成文法源

3 不文法源

第4講 行政基準〈下井康史〉

1 行政基準― 行政運営のためのマニュアル

2 法規命令と行政規則の区別

3 行政基準の種類

4 行政基準の効力

5 行政基準の外部効果(論)

第5講 行政上の法律関係の特徴〈下井康史〉

1 行政上の法律関係

2 行政法の守備範囲

3 「行政上の法律関係」と民法

第6講 行政組織と公務員〈及川敬貴〉

1 行政主体

2 行政組織と行政機関

3 公務員

第7講 行政行為の意義〈北見宏介〉

1 行政が活動する方法

2 行政行為とはなにか

3 行政行為にはどのようなものがあるか

第8講 行政行為の種類〈北見宏介〉

1 行政行為の伝統的分類

2 許可の意義と性質、効果

3 認可の性質と効果

4 特許と特許企業

第9講 行政行為の効力〈北見宏介〉

1 行政行為の効力

2 行政行為の公定力

3 行政行為の附款

第10講 行政行為と裁量の概念〈内藤悟(山本寛英)〉

1 覊束行為と裁量行為の区別

2 なぜ、行政庁に裁量権が認められるのか

3 覊束行為と裁量行為の区別の基準

第11講 行政裁量と司法審査〈内藤悟(山本寛英)〉

1 裁量審査に関する原則

2 手続に着目した審査

3 判断の方法・過程に着目した審査

第12講 行政行為の取消しと撤回〈岸本太樹〉

1 違法・不当な行政行為を是正する方法

2 行政行為の取消し

3 行政行為の撤回

4 取消し・撤回の制限

第13講 行政行為の取消しと無効〈岸本太樹〉

1 違法な行政行為とその救済― 取消訴訟

2 無効な行政行為の認定― 救済の機会の拡大

3 無効な行政行為の判定基準

第14講 義務の履行―行政目的の実現手段―〈鈴木 光〉

1 行政上の強制執行

2 行政代執行

3 直接強制、執行罰、行政上の強制徴収

4 間接的強制手段

5 即時強制

6 行政罰

第15講 行政計画・行政契約〈鈴木 光〉

1 行政計画とはなにか

2 計画相互の関係

3 計画策定のための手続

4 行政計画を争えるか

5 行政契約の意義

6 行政契約の種類

7 行政契約の法的な規制

第16講 行政指導〈鈴木 光〉

1 行政指導の法的性格

2 行政指導が多くなされる理由

3 行政指導と法律の根拠

4 行政指導の限界

5 行政指導と行政手続法

第17講 行政手続〈下井康史〉

1 行政手続の必要性、重要性

2 行政手続法

3 行政手続条例

第18講 行政による情報の収集・管理〈内藤悟(山本寛英)〉

1 行政調査

2 公文書管理法、公文書管理条例

3 情報公開法、情報公開条例

4 個人情報保護法、個人情報保護条例

第19講 行政上の不服申立て〈小川一茂〉

1 行政上の不服申立て制度

2 申立ての提起

3 不服申立ての審理手続、裁決

第20講 国家賠償法⑴〈小川一茂〉

1 国家補償

2 国家賠償法における責任

3 公権力の行使と国家賠償(国家賠償法1条)

第21講 国家賠償法⑵〈小川一茂〉

1 営造物管理責任(国家賠償法2条)

2 国家賠償法2条の適用

第22講 損失補償・国家補償の谷間〈小川一茂〉

1 損失補償

2 損失補償を受けることができる場合

3 国家補償の谷間と結果責任

第23講 行政事件訴訟制度―行政事件訴訟の類型―〈下井康史〉

1 行政事件訴訟の全体像

2 抗告訴訟

3 当事者訴訟

4 民衆訴訟と機関訴訟

第24講 取消訴訟の提起〈岸本太樹〉

1 取消訴訟の対象―処分性

2 不服申立前置

3 原処分主義

4 出訴期間

5 被告適格

6 裁判管轄

第25講 原告適格、訴えの利益〈岸本太樹〉

1 原告適格とはなにか

2 原告適格の判断基準

3 原告適格に関する多様な判決

4 訴えの利益

5 教示制度

第26講 取消訴訟の審理・判決〈岸本太樹〉

1 要件審理と実体審理

2 訴訟の審理

3 訴訟の終了

4 判決の効力

第27講 無効等確認訴訟・当事者訴訟・争点訴訟〈岸本太樹〉

1 無効な行政行為とその救済

2 無効等確認訴訟

3 争点訴訟・当事者訴訟

第28講 不作為の違法確認訴訟・義務づけ訴訟・差止訴訟・当事者訴訟・仮の救済〈岸本太樹〉

1 不作為の違法確認訴訟

2 義務づけ訴訟

3 差止訴訟

4 当事者訴訟

5 仮の救済

第29講 地方自治の仕組み⑴―地方公共団体の組織と活動―〈及川敬貴〉

1 地方公共団体とその活動

2 地方の行政組織

3 地方公共団体と住民

4 住民監査請求と住民訴訟

第30講 地方自治の仕組み⑵―行政主体間の法関係―〈及川敬貴〉

1 国・地方間関係と事務論

2 第1次地方分権改革

3 地方公共団体に対する国の関与

4 地方公共団体間の法関係

5 第2次地方分権改革

判例索引

事項索引

奥付

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