BUSINESS LAWYERS LIBRARY

倒産法入門 再生への扉

発売日
2021年01月20日
出版社
岩波書店
編著等
伊藤 眞

倒産とはどのような状態をいうのか。「破産」「民事再生」「会社更生」「特別清算」「私的整理」はどのようなもので、それぞれどう異なるのか。破産した後の再出発は。わが国の倒産法制の仕組みと基本原理を第一人者がわかりやすく解説する。日々の生活や事業の危機に立ち向かう人たちが知っておくべき基礎知識を提供。

目次

表紙

はしがき

目次

第1章 倒産とは?

第2章 総財産と総債権の清算? ー破産

1 破産の烙印?

2 清算の範囲 ー破産財団の意義

3 破産債権

4 引き鉄がねを引くのは? ー破産手続の開始

5 破産手続の進行と終結 ー免責の付与

第3章 誰もが利用できる民事再生

1 手続開始原因

2 誰にでも開かれている扉 ー利用資格無限定型

3 DIP型の意味

4 再生債務者は誰の利益を守るべきか?

5 再生債権者の権利

6 再生計画

7 その他の事項

第4章 最強であるがゆえに ー会社更生

1 民事再生と会社更生の違い

2 更生債権者等の地位

3 更生計画

第5章 協定にもとづく株式会社のDIP型清算 ー特別清算

1 破産と特別清算の違い

2 協定債権者の権利

3 特別清算と他の法的整理との関係

第6章 手続開始によって変わる風景一 ー法的整理は誰の利益を実現するか

1 手続遂行主体(破産管財人、再生債務者等、更生管財人、清算株式会社)は独自の地位を与えられるか

2 詐欺的商法と破産管財人の地位 ー不法原因給付を取り返せるか

第7章 手続開始によって変わる風景二 ー契約関係の変容

1 双方未履行双務契約の取扱い

2 一般原則

3 継続的給付を目的とする契約

4 賃貸借契約

5 請負契約

6 ファイナンス・リース

7 その他の契約関係

8 相手方からの契約解除 ー倒産解除条項の効力

第8章 管財人の強腕 ー否認権の行使

1 詐害行為取消権と否認権

2 否認の類型

3 詐害行為否認

4 無償行為否認

5 偏頗行為否認

6 否認権は誰がどのような方法で行使するか、その効果は何か

第9章 優先的地位の処遇 ー担保権と法的整理

1 総財産上の担保と特定財産上の担保

2 別除権 ー担保権実行の尊重と限界

第10章 互いに同種の債権を持ち合う二人の関係 ー相殺に対する法的整理の規律

1 相殺の担保的機能 ー民法五一一条が意味するもの

2 法的整理における相殺禁止

おわりに

索引

奥付

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