BUSINESS LAWYERS LIBRARY

環境問題と法

発売日
2022年04月24日
出版社
法律文化社
編著等
鶴田順、島村健、久保はるか、清家裕

通常の環境法テキストとは一線を画し、身近な環境問題が地球規模の広がりをもつ課題であることを詳しく解説。環境条約や国内法など、法の全体像をできるだけ具体的な事例をもとに学習できるように構成や叙述を工夫。SDGsをはじめ政策にもふれた解説が特徴。

目次

表紙

はじめに

目次

Part1 環境問題とは何か 身近な問題から地球規模の課題まで

1 気候変動問題(1)―温室効果ガスの削減策

1 気候変動は現実の危機

2 国際的な取組み

3 日本の削減目標

4 気候変動緩和政策

2 気候変動問題(2)―自然災害の大規模災害化への対応(適応策)

1 いま求められる気候変動への適応の取組み

2 適応策をめぐる国内外の議論

3 日本における適応策の法制化

4 水害対策における適応策

5 気候変動への適応と法

3 オゾン層破壊問題

1 オゾン層の破壊は、何が原因で起こったか

2 どのようにしてオゾン層破壊の問題を解決しようとしたか

4 世界遺産・国立公園の保全問題

1 世界遺産を訪れたことはありますか

2 世界遺産と国立公園の関係―保護担保措置とは何か

3 国立公園と自然公園法

4 国立公園・世界遺産におけるさまざまな課題

5 生物多様性の保全

1 「生物多様性」と聞いてどんな生き物や景色を思い浮かべるか

2 自然環境政策の歩み

3 生物多様性の保全

4 生物の取扱いに関する主な法制度

5 社会経済システムに生物多様性の保全を組み込んでいく

6 海の生物資源の保存管理

1 海の生物資源をめぐる問題状況

2 IUU漁業とは

3 地域的漁業管理機関(RFMOs)とは

4 IUU漁業問題への国際的な取組み

5 IUU漁業問題対策としての寄港国措置

6 IUU漁業を行っている国からのマグロ類の輸入制限

7 ニホンウナギをめぐる問題状況

7 環境条約による問題解決

1 パリ協定は世界を変えるだろうか

2 環境条約の歩み

3 環境条約の特徴

4 環境条約の国内実施

5 環境条約の果たす役割は今後も拡大していく

Part2 環境問題への対応(1)環境汚染の防止・解決

8 大気汚染

1 日本の空は本当にきれいになったのか

2 大気汚染防止対策の歴史

3 大気汚染防止法の仕組み

9 土壌汚染

1 土壌汚染

2 市街地の土壌汚染の除去―土壌汚染対策法

3 土壌汚染対策の責任者は誰か

10 海洋汚染

1 人間の活動による海洋環境への悪影響

2 海洋汚染とは何か

3 海洋汚染の未然防止

11 廃棄物・資源循環

1 循環型社会とはどのような社会か

2 廃棄物の適正な処理

3 モノの循環的な利用

4 国際資源循環

12 公害・環境問題による被害の司法的・行政的救済

1 損害賠償請求

2 民事差止訴訟

3 行政訴訟

4 公害紛争処理制度

5 被害者救済制度

Part3 環境問題への対応(2)環境リスクの評価・管理

13 予防原則・予防的アプローチ

1 環境問題は、よくわからないことがまだ多い

2 なぜ予防原則か

3 予防原則の定義

4 日本における予防原則

5 予防原則についての留意点

14 化学物質の管理

1 化学物質の人への健康影響―最近の問題から

2 法的な対応―事後的救済と事前的防止

3 化学物質管理に関する法

15 原子力発電所事故・放射能汚染・原子力安全規制

1 電力の安定供給と環境問題

2 原子力発電をめぐる概要

3 原子力発電に関する法的規制

4 原発の設置・運転と訴訟

5 高レベル放射性廃棄物の最終処分をめぐる問題

16 環境影響評価

1 環境影響評価の重要性

2 環境影響評価法の目的と仕組み

3 環境影響評価制度の成果と課題

おわりに―私たちの地域と暮らしとSDGs

文献案内―環境法の勉強をさらに進めたい・深めたい方のために

事項索引

執筆者紹介

奥付

BUSINESS LAWYERS LIBRARYに登録すると
3,000冊以上の本を読むことができます。

10日間無料
お試しいただけます。

法人利用のお問い合わせ

閉じる