- 発売日
- 2023年09月08日
- 出版社
- 発明推進協会
- 編著等
- 野崎 篤志
「経営層に刺さるIPランドスケープとは?」この疑問を解決する一冊。情報分析業界待望の第3版、初版から10年、IPランドスケープは知財・無形資産活用ツールの常識へ。「経営層に刺さるIPL」とは? 経営視点で真価を見極め、結果を生む分析手法を豊富な事例と共に解説した実務家の疑問に応える実践的指南書。特許マップ作成の基礎知識から実務への具体的指南まで、問題意識を持つプロフェッショナルにも手放せない一冊。知財戦略強化を志す全ての方に心強いサポートとなる一冊です。
目次
表紙
第3版の発刊に当たり
改訂版の発刊に当たり
初版はじめに
読者サポートウェブサイトについて
目次
序章 特許情報分析・パテントマップに求められる知識・スキル
COLUMN 「IPランドスケープとは何か?」
第1章 知財戦略実現のためのパテントマップ
1.1 企業・組織における戦略の種類と知財戦略の位置付け
1.2 戦略策定プロセスに必要となる情報
1.3 特許情報活用の現状と課題
COLUMN 「知財マネジメントの標準化-ISO 56005:2020」
第2章 特許情報分析・パテントマップの基礎事項
2.1 インテリジェンスとデータ分析
2.2 特許情報分析の目的および種類
2.3 特許情報の特徴とパテントマップの必要性
2.3.1 特許情報の特徴
2.3.2 特許情報の活用形態
2.3.3 パテントマップの必要性とその定義
2.4 パテントマップの種類
2.4.1 統計解析型パテントマップ
2.4.2 非統計解析型パテントマップ:独自フォーマット型
2.4.3 非統計解析型パテントマップ:テキストマイニング型
2.5 特許情報分析プロジェクトのフロー
2.5.1 ステップ0:日々の情報収集
2.5.2 ステップ1:取り組むべき課題・範囲の見極め(予備調査・ヒアリング)
2.5.3 ステップ2:予備仮説・分析ストーリーの構築
2.5.4 ステップ3:分析対象資料・分析方法および分析軸の検討
2.5.5 ステップ4:情報・データ収集(母集団検索式作成)と前処理
2.5.6 ステップ5:各種分析―統計解析・内容分析など
2.5.7 ステップ6:分析結果の解釈、提言の取りまとめ
2.5.8 ステップ7:実施後の提言内容の検証
COLUMN 「確証バイアス―分析担当者がやってはいけないこと―」
第3章 MS Excelを用いたパテントマップ作成
3.1 MS Excelを利用した場合のマップ作成の流れ
3.2 パテントマップ作成に必要なMS Excelの基礎知識
3.2.1 パテントマップ作成に必要なMS Excelの機能
3.2.2 パテントマップ作成に必要なMS Excelの関数
3.3 パテントマップ作成のための準備
3.3.1 特許リストの準備―J-PlatPatから特許リストを作成する―
3.3.2 分析用特許リストの加工
3.3.3 日付の整理
3.3.4 分析項目への展開
3.3.5 出願人・権利者の整理
3.3.6 その他の項目の整理
3.4 ピボットテーブルの基礎知識
3.4.1 ピボットテーブルによるパテントマップ作成の流れ
3.4.2 ピボットテーブルの基本操作
3.5 ピボットテーブルを活用したパテントマップの作成
3.5.1 ピボットテーブルの基本配置
3.5.2 量を把握する-ランキングマップ・件数分布マップ
3.5.3 推移を把握する-件数推移マップ
3.5.4 比率を把握する-構成比マップ・シェアマップ
3.5.5 比較する-マトリックスマップ・レーダーチャート
3.5.6 特殊な統計解析型パテントマップの作り方
3.5.7 異なるグラフの種類を併用する
3.5.8 ピボットテーブルの応用配置
3.6 関数を活用した特許情報分析・パテントマップの作成
3.6.1 共同出願人・副分類への対応
3.6.2 課題×解決手段マップの作り方
3.7 テキストマイニング型パテントマップの作成
3.7.1 無料で利用可能なテキストマイニングツール
3.7.2 AIテキストマイニングを用いたマップの作成方法
COLUMN 「知財情報分析に有料の分析ツールは必須?」
第4章 無料ツールを利用したパテントマップ作成
4.1 無料ツールを利用したパテントマップ作成の流れ
4.2 特許情報分析・パテントマップ作成可能な無料ツール
① Lens.org
② PATENTSCOPE
4.3 ウェブサイト上で表示されるデータの利用方法
COLUMN 「無料データベースからの特許リスト作成:Lens.org」
第5章 特許以外と知財以外の情報収集
5.1 特許以外と知財以外の情報の必要性
5.2 特許以外の知財情報収集
5.2.1 意匠情報
5.2.2 商標情報
5.2.3 知財訴訟情報
5.3 知財以外の情報の種類と活用形態
5.3.1 知財以外の情報の種類
5.3.2 知財以外の情報の活用パターン
5.3.3 知財以外の情報収集
5.4 その他の情報の収集
① 未来予測
② Googleトレンド
③ Voice of Customer(顧客の声)
COLUMN 「無料の公開情報から市場規模予測データを収集する」
第6章 パテントマップの解釈と情報デザイン
6.1 戦略策定プロセスにおける特許情報分析・パテントマップ
6.2 パテントマップの解釈
6.2.1 特許情報分析結果・パテントマップを解釈する流れ
6.2.2 パテントマップの変化を見いだす
6.2.3 パテントマップを解釈する際の留意点
6.3 特許情報分析結果を踏まえた提案・提言の取りまとめ
6.4 情報デザイン-効果的な分析結果・パテントマップの見せ方-
6.4.1 報告資料のストーリー・レイアウトを整える
6.4.2 グラフの種類を正しく選択する
6.4.3 新たなパテントマップのフォーマットを創る
COLUMN 「2×2マトリックスを用いたキラーチャート」
第7章 特許情報分析・パテントマップの組織への定着
7.1 特許情報分析を組織へ定着させるためのリソース
7.1.1 ヒト-分析に関与する人材に必要なリテラシーと組織・チーム
7.1.2 モノ=分析ツール
7.2 特許情報分析の組織における活用事例
7.2.1 大企業における活用事例
7.2.2 中小企業およびベンチャー・スタートアップにおける活用事例
7.2.3 その他の活用事例
COLUMN 「コーポレートガバナンス・コード改訂と知財情報分析」
第8章 外国特許情報分析
8.1 外国特許出願状況
8.2 外国特許情報分析時の留意点
8.2.1 日本企業と異なる外国企業の出願戦略
8.2.2 分析対象単位:出願ベース・ファミリーベース
8.2.3 出願人・権利者の名寄せ・名義統制
8.2.4 権利状況・ステータス
8.3 外国特許情報分析で用いるデータベース
COLUMN 「知財情報業務のスマイルカーブ―AI時代を迎えて―」
第9章 特許情報分析スキルを磨くために
9.1 求められる人材像
9.2 MBA・MOTに関する知識を習得する
9.3 セミナー・研究会へ参加する
9.4 文献・カンファレンス資料をウオッチングする
9.5 その他
COLUMN 「特許情報分析へのChatGPT等生成AIの活用」
用語索引
おわりに
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